13 足りないもの ページ13
呼ばれて行くと、
ディレクター(坂口)「いいパフォーマンスなんだけど、ちょっと物足りない」
CM「えっ？」
A「あんなに良かったのに？」
チャンミンと顔を合わせた。
カメラマン(藤木)「大人の男を演出するなら、色気が足りない。それとえろさ」
藤木までもが言う。
CM「っ！！！」
A「ええっ？えろさ？」
うそ・・・
あんなに色気があったのに？
A「あ、あのっ、今でも結構色気はあったと思うんですけど」
そう言うと、チャンミンが赤くなった。
藤木「お前、会議の時言ったよな？」
A「？？？」
藤木「チャンミンを大人の男に成長させたいって」
A「はい」
藤木「チャンミンもそうなりたいんだよな？」
CM「Aが望むならそうなりたいです」
坂口「あのくらいの色気は他にも出せる奴はいくらでもいる。チャンミンじゃなきゃ出せないような色気を撮りたい」
A「チャンミンだけの色気？」
坂口「そうだ。それもファンが絶叫するような」
A「絶叫・・・」
絶叫するようなえろさ・・・
ファンだったら何を望む？
ファンだったら・・・
A「至急女性ダンサーを用意してください。とびきりスタイルのいいダンサー」
CM「ええっ？！」
驚くチャンミンとは反対に、坂口さんも藤木も大きく頷いている。
A「チャンミン！今がチャンスよ。大人の男としてのチャンミンを見せていかないと。いつまでも可愛いマンネじゃダメ。女性ダンサーと絡みあうようなダンスを入れてください。それもかなり際どいダンス」
CM「A、それは・・」
慌てるチャンミン。
A「ファンからかなりブーイングが来るかもしれない。でも、そのうち見方を変えるわよ。
ファンだったらそのダンサーが自分だったらいいなって思うはず。ダンサーと自分を置き換えて見るようになるわよ」
CM「・・・・・。」
A「これが成功すれば仕事の幅も広がるかもよ」
坂口「よし！それでいこう。早急に見つけてすぐに撮影できるように準備してくれ」
スタッフに頼んだ。
A「チャンミン、大人の男のセクシーさを出すのよ。分かった？それも際どいヤツ」
振り向いて言うと、
CM「・・・・・。」
何も言わずに切ない顔をして見ている。
A「えっ？」
CM「・・・・・。」
何でそんな目をするの？
そんな目初めて見た。
どうしたの？
これはチャンスなのよ。
なのにどうしてそんな目をするの？
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かえる(プロフ) - 無事くっついてくれてよかったです♪お話が終わりですか…寂しいです(T^T)こちらこそありがとうございました (2017年1月15日 19時) (
レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾏﾕｶ(プロフ) - ありがとうございました 終わるの残念です あれから１年…とかありますよね？楽しみにまってますo(^-^)o (2017年1月15日 8時) (携帯から) (レス) id: ed0ecec96d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - お疲れさまでした。ちゃみゆうさんのお話し大好きです！ゆっくりでも、すぐ？でも待ってます。身体に気をつけてください。 (2017年1月15日 8時) (レス) id: 99f015b09d (このIDを非表示/違反報告)
惺華(プロフ) - お疲れさまでしたm(。_。)mとても楽しみに拝見してました。また次回作、のんびりゆっくり楽しみにしていますね(*^^*) (2017年1月15日 5時) (レス) id: 9e37672c80 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 気持ちが通じ合った途端、チャミが可愛い！私も思ってしまいました〜(笑)次回作は別名で？こっそりヒントなんぞ置いて頂ければ嬉しいな〜 (2017年1月15日 1時) (レス) id: 7b9358613b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2016年9月9日 23時
