12 撮影 ページ12
家族以上？
何だ？それ・・・
A「家族以上って何？」
顔だけ後ろを振り向きながら見上げた。
背の高いチャンミンをこんな風に見上げるのは大変だ。
すると、チャンミンはビクッとなって
CM「反則」
A「えっ？」
CM「その顔」
A「何？」
何が言いたいのかさっぱり分からない。
CM「何でもない」
諦めたように私から離れて、撮影の準備に入った。
あれ？
顔が赤くなってる。
何で？
A「何なの？あれ・・・変なチャンミン」
藤木「くくくっ(笑)」
そばで笑っているカメラマンの藤木。
A「何笑ってんのよ」
藤木「いや、何だかなぁ。くくくっ(笑)」
また笑いだす。
A「何よ、気持ち悪い」
藤木「チャンミンも可哀そうにな」
A「何でチャンミンが可哀そうなのよ」
藤木「何でもない。さっ、始まるぞ」
A「何なの？もう」
何が何だかさっぱり分からず、私だけ置いてけぼりな感じ。
「じゃ、始めまーす」
スタッフの声でいよいよ撮影開始。
男らしく逞しくなった身体を主張するようなダンス。
力強い中にしなやかな動きで緩急をつけている。
それがより色気を引き出している。
そして、何より視線が色っぽい。
こんな色っぽい視線、いつの間に身につけた？
お姉さんはドギマギしてしまう。
圧倒的なパフォーマンスで誰もが息を飲んだ。
その場にいるスタッフさえも酔わせた。
踊り終えると、一瞬間があいた。
あまりの完成度の高いダンスに、圧倒され言葉を失った。
しかし、すぐに「うわーっ」という歓声が上がった。
「カッコいい！」
「めちゃ良かったよ〜」
スタッフからの拍手と称賛の声に、礼儀正しくお辞儀して応えるチャンミン。
激しいダンスの為、呼吸を荒くして大きく肩を揺らしながらこちらにやってくる。
今、あんなに色気を振りまいて踊っていたのに、もう少年のような顔をして
CM「A〜疲れた〜、充電・・・」
抱きついてこようとしたから、サッと避けた。
ガクッとよろけそうになるチャンミン。
CM「何で避ける」
A「充電器じゃないって言ったでしょ！」
CM「ケチ」
A「ケチで結構！」
CM「A〜」
駄々っ子のように言いながら、私の長い髪を人差し指でクルクルして遊んでいる。
A「触るな！」
CM「ケチ」
何でこんなに変われる？
じとっと見ていると、
「チャンミン、A、ちょっといいかな？」
ディレクターが呼んだ。
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かえる(プロフ) - 無事くっついてくれてよかったです♪お話が終わりですか…寂しいです(T^T)こちらこそありがとうございました (2017年1月15日 19時) (
レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾏﾕｶ(プロフ) - ありがとうございました 終わるの残念です あれから１年…とかありますよね？楽しみにまってますo(^-^)o (2017年1月15日 8時) (携帯から) (レス) id: ed0ecec96d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - お疲れさまでした。ちゃみゆうさんのお話し大好きです！ゆっくりでも、すぐ？でも待ってます。身体に気をつけてください。 (2017年1月15日 8時) (レス) id: 99f015b09d (このIDを非表示/違反報告)
惺華(プロフ) - お疲れさまでしたm(。_。)mとても楽しみに拝見してました。また次回作、のんびりゆっくり楽しみにしていますね(*^^*) (2017年1月15日 5時) (レス) id: 9e37672c80 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 気持ちが通じ合った途端、チャミが可愛い！私も思ってしまいました〜(笑)次回作は別名で？こっそりヒントなんぞ置いて頂ければ嬉しいな〜 (2017年1月15日 1時) (レス) id: 7b9358613b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2016年9月9日 23時
