40 邪魔 ページ42
Aの投げたボールは、真っ直ぐに確実にピンへ向かって転がった。
スローモーションのようにパタパタとピンが倒れ、またしてもストライク。
A「やったー！ユノのおかげね」
CM「俺だろ？」
A「ユノです！」
CM「お前！」
Aが、ツンとして席に戻ると
リナ「ねぇ、チャンミン、私、喉乾いちゃった。飲み物買ってきて〜」
再び空気が変わった。
みんなが押し黙って様子を窺う。
リナ「私の好きなもの知ってるでしょ？お願い」
そう言われて、チャンミンは飲み物を買いに行った。
その間に男性ダンサーが投げていると
リナ「ねぇ、あんた、一緒に住んでるんでしょ？」
不意に言われて
A「えっ？」
さっきまでの甘い声が一変して、低く棘棘しい声に変わっている。
リナ「出て行ってくれない？邪魔なんだけど」
A「あの・・・私マネージャーですけど」
リナ「恋人としてイヤなのよね。いくらブスでも女が一緒に住んでるなんて」
ブ、ブス〜？
ブスは余計でしょ！
初対面なのに何なの！この女！
腹立つ！
それでも我慢した。
心を落ち着かせて
A「事務所の命令ですので」
すると
リナ「じゃあ、チャンミンを好きにならないで」
A「はっ？何言ってるんですか？」
リナ「チャンミンは物凄い面食いだから、あんたみたいなブスは嫌いだけど、クスッ(笑)」
小馬鹿にした笑い。
コノヤロー！
ギリッと奥歯を噛むと
みき「ちょっと、何なのあんた！」
みきが先にキレた。
それを制するようにAが言った。
A「私はマネージャーですよ？何を勘違いしてるんですか？」
リナ「あんたみたいなブスにはチャンミンは渡さないわ。何か理由つけて出て行ってよ」
A「初対面なのに随分失礼な人ですね」
リナ「私はチャンミンの恋人だから、あんたみたいなブスが一緒に住んでるなんて我慢できないのよ！」
A「だから何？」
プツンとキレたAは、冷めた表情で言い出した。
A「それなら私もマネージャーとして言わせてもらうわ。こんな所にノコノコ来ないで！スキャンダルになったらどうするの！」
リナ「こんなに大勢いるんだから平気よ」
A「私たちは仕事仲間。あなたは全く違う世界。どう見ても接点がないわ。恋人ならもっと考えて下さい。それともあなた、頭悪いんですか？」
リナ「なっ！！」
そこへ
CM「どうかしたか？」
チャンミンが飲み物を買って戻ってきた。
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hiro(プロフ) - すごく面白かったです。次も楽しみです。 (2015年9月5日 23時) (
レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
リサ - めちゃくちゃ面白い！続き気になります (2014年12月30日 12時) (レス) id: 6406e5e084 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 面白すぎます^_^一気に読んでしまいました。続き楽しみです。 (2014年11月6日 19時) (レス) id: 7f983b2a68 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 東方神起が大好きです。 皆さんとお話したいのですが…。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 小説読ませてもらいました！言うべきか迷ったのですが…。３５の話で綾乃が綾香になってました。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2014年8月19日 17時
