36 重いボール ページ38
投げたボールは勢いよくピンに当たり、すべてのピンが倒れた。
ストライクでみきの質問に答えて見せた。
みき「凄い！チャンミンも上手！」
CM「フン・・・」
何、あれ？
何なの？あの顔・・・
チャンミンのドヤ顔が妙に腹立つA。
隣では綾乃が投げて３本だけ倒れた。
ユノ「ドンマイ！」
ユノは綾乃に投げ方を教えている。
こちらではAが投げる番だ。
ボーリングなんてあまりやったことがないAは、恐る恐る歩いてボールを投げた。
・・・というよりは、ゴロンと転がした。
ボールは力なくヨロヨロとしながらレーンの上を転がっていく。
ゆっくりゆっくり斜めの方に傾いて、ボトンと溝に落ちた。
ガーター。
ユノ「A！ドンマイ、ドンマイ！(笑)」
大きな声で手を叩きながら言うから
A「やだ、恥ずかしい///」
ユノの爽やかな笑顔が今は恨めしい。
CM「だせぇ女だな」
A「！！！」
こっちはもっと恨めしい。
ユノ「A、真っ直ぐ腕を出すようにして投げてみなよ」
ユノのアドバイス通り真っ直ぐ投げたつもりだが、やっぱりヨロヨロと力なく転がりガーター。
CM「増々だせぇ」
A「う、うるさい！」
CM「お前、何ポンドの使ってる？」
A「何ポンド？何それ」
CM「お前まさか知らないで・・・」
Aのボールを確認しに行った。
CM「アホか、これ男性用だぜ？」
A「ええっ！」
CM「ちょっと来い」
ボールが陳列されている場所に連れて行った。
CM「これじゃ重すぎるんだよ。だからあんなヨロヨロしてんだ。バカじゃねーの？」
A「だって知らなかったんだもの」
CM「お前は華奢だから女性用でも軽めの方がいいんだよ。ほらこれ持ってみろ」
A「あっ、軽い」
CM「当たり前だ、バカ」
A「バカバカ言わないでよ！」
CM「バカだからバカって言ってんだ」
また喧嘩しながら戻ってきた２人に
みき「ねぇ、チャンミンってAに対して厳しすぎない？」
CM「べ、別に・・・」
A「毒舌なのよ、毒舌！悪意があるとしか思えないわ。ユノは優しいのに・・・」
CM「無駄口叩いてないでサッサと投げてみろ！」
A「・・・・。」
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hiro(プロフ) - すごく面白かったです。次も楽しみです。 (2015年9月5日 23時) (
レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
リサ - めちゃくちゃ面白い！続き気になります (2014年12月30日 12時) (レス) id: 6406e5e084 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 面白すぎます^_^一気に読んでしまいました。続き楽しみです。 (2014年11月6日 19時) (レス) id: 7f983b2a68 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 東方神起が大好きです。 皆さんとお話したいのですが…。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 小説読ませてもらいました！言うべきか迷ったのですが…。３５の話で綾乃が綾香になってました。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2014年8月19日 17時
