3 拒否 ページ4
CM「俺は綺麗な女が好きなの。それも凄く綺麗な女が…残念だったね(笑)」
A「っ！！！」
ユノ「チャンミンっ！！何て事を！(怒)」
Aは下唇をぐっ噛んで堪えた。
何なの！コイツ！
初対面なのに何て失礼な男！
これがアジアのトップスター？
あんなに人気があった東方神起のマンネ？
暫く睨んでいると、チャンミンの長い前髪の隙間から、薄ら笑いを浮かべている瞳が見えた。
何て生意気な男！
睨みあう視線を断ち切るように、ユノが間に入ってきた。
ユノ「Aさん、ごめんね。チャンミン、日本に着いたばかりで疲れてるんだ(汗)これからよろしくね」
ユノは右手を差し出した。
Aも右手を差し出して、握手を交わした。
A「こちらこそ宜しくお願いします」
ユノの手は大きくて温かかった。
その温かい手を離し、チャンミンに右手を差し出して
A「宜しくお願いします」
そう言ったが
CM「よろしく」
挨拶はしたが、握手は拒否した。
Aは、行き場のなくなった右手をそっと下して、こぶしをグッと握った。
何で！
何で！
何でこんなヤツに言いたいこと言われて、握手まで拒否されなくちゃいけないの！？
こっちだって握手なんてしたくないわよ！
イラついていると、チーフマネージャーが
チーフ「２人の荷物はマンションに届いているから、後は自分達でやってくれ。片づけがあるだろうから、今日はもう帰っていいよ。また忙しくなるからな」
そう言われて３人で帰る。
A「車を駐車場から出してきますから、玄関ロビーで待っててください」
ユノ「えっ？Aさん、運転できるの？」
A「はい」
CM「大丈夫なのか？鈍くさそうだけど・・・俺はまだ死にたくないぜ」
カチンとくる言葉。
A「大丈夫です！運転は上手な方ですから！」
腹立たしくなって、思わず語尾が強くなった。
鈍くさそうって・・・
何よ！
何て失礼なヤツ！
あー！腹立つ！
Aは車に乗り込み、勢いよくドアを閉めた。
事務所の玄関に車を回して、キキッと急ブレーキをかけて止まった。
ロビーから２人が出てきて、後部座席に乗り込んだ。
CM「随分乱暴な運転だな？スタントマンのつもりか？」
１発言い返してやろうか？
でも、ダメ、ダメ！
私はこの２人のマネージャー。
こんなことでイチイチ腹を立ててたらやっていけないわ。
我慢、我慢。
下唇を噛んで耐えた。
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hiro(プロフ) - すごく面白かったです。次も楽しみです。 (2015年9月5日 23時) (
レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
リサ - めちゃくちゃ面白い！続き気になります (2014年12月30日 12時) (レス) id: 6406e5e084 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 面白すぎます^_^一気に読んでしまいました。続き楽しみです。 (2014年11月6日 19時) (レス) id: 7f983b2a68 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 東方神起が大好きです。 皆さんとお話したいのですが…。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 小説読ませてもらいました！言うべきか迷ったのですが…。３５の話で綾乃が綾香になってました。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2014年8月19日 17時
