22 トラウマ２ ページ24
ユノが、寂しそうな眼をして話を続けた。
ユノ「色々あった・・・本当に色々あったよ」
思い出すように上を見上げて
ユノ「人を信じられなくなった。誰を信じていいのか分からなくなった」
A「・・・・・。」
言葉が出なくなった。
いつも明るいユノが、こんな・・・
ユノ「チャンミンは繊細で、尚更人を信用しなくなったんだ。僕達は、ただ東方神起を守っていくことだけを考えてここまで来た。こうやってまた東方神起として仕事ができるようになって嬉しいけど、もしかしてまた裏切られるかも・・・そういうのがいつも頭をよぎるんだよ」
A「ユノ・・・」
心配そうにユノを見るAに、にこっと笑って
ユノ「大丈夫だよ(笑)みんながみんなそうじゃない。信用できる人だって必ずいる。だからまた頑張って夢に向かってただ進むだけ・・・チャンミンもそうなってほしいんだけどね」
若くしてこんなに苦労して、それでもまた上を目指して登り続けるタフさ。
話しを聞いているうちに、自然と涙が零れ落ちた。
ユノ「A？何で泣くの？」
A「えっ？あれ？やだ、私ったら(汗)」
急いで黒縁メガネを外して涙を拭った。
その様子をじっと見つめるユノ。
すると
ユノ「A、ちょっとこっち向いて」
A「えっ？」
ユノに言われて顔を上げた。
ユノ「やっぱり！Aって目が大きくて綺麗！」
A「えっ？な、何言ってるの？(汗)」
慌ててメガネをかけた。
ユノ「メガネやめてコンタクトにすれば？その方が絶対いいよ」
A「いいの。コンタクトなんて私には似合わないし、メガネの方が落ち着くの」
ユノ「えー！勿体ないなぁ」
残念そうに言った。
A「そんなことより、チャンミンはあの頃のトラウマで、今でも誰も信用してないってこと？」
ユノ「たぶんそうだと思う。また裏切られるのが怖いんだよ。それなら始めから人を信用しないって思ってるんだと思う」
A「そうなの」
ユノ「だからあんな態度をとるんだ。Aには嫌な思いをさせてると思うけど」
A「私は大丈夫」
ユノ「でもあのままじゃいけない。チャンミンがダメになる。素直に何でも吐き出してくれればいいんだけど。溜め込んじゃうから」
A「そうね」
ユノ「本当に好きな人ができたら変われるかもね」
チャンミンの好きな人・・・
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hiro(プロフ) - すごく面白かったです。次も楽しみです。 (2015年9月5日 23時) (
レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
リサ - めちゃくちゃ面白い！続き気になります (2014年12月30日 12時) (レス) id: 6406e5e084 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 面白すぎます^_^一気に読んでしまいました。続き楽しみです。 (2014年11月6日 19時) (レス) id: 7f983b2a68 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 東方神起が大好きです。 皆さんとお話したいのですが…。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 小説読ませてもらいました！言うべきか迷ったのですが…。３５の話で綾乃が綾香になってました。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2014年8月19日 17時
