16 外出 ページ18
同居生活が慣れてくると、チャンミンが夜１人で出かけるようになった。
ある日、夕飯を食べ終わって、先にユノがお風呂に入りに行った。
Aが食事の後片付けをしていると
CМ「ちょっと出かけてくるから、ヒョンに言っておいて」
A「今から１人で？どこへ行くの？」
CМ「どこでもいいだろ？」
A「１人で出かけてファンに見つかったら・・・」
CМ「プライベートまで口出すなよ。うっとおしいな」
そう言って、プイッと出て行ってしまった。
１人で出かけるなんて・・・
どこへ行くつもり？
そのうち、ユノがお風呂からあがってきた。
ユノ「あがったよ。あれ？チャンミンは？」
A「出かけてくるって」
ユノ「ふ〜ん」
A「ふ〜んって・・・心配じゃないの？」
ユノ「チャンミンも大人だし、大丈夫だよ」
あまり気にしていないようで、鼻歌を歌いながら自分の部屋へ行ってしまった。
A「はぁ・・・」
ため息が出る。
Aは、チャンミンが帰ってくるまで心配で、リビングで待っていた。
しかし、なかなか帰ってこない。
何度も時計を見る。
もう２４時を回った。
朝から仕事だっていうのに、どこまで行ったんだろう。
ダイニングの椅子に座って、時計とにらめっこ。
夜中の１時を回った頃、玄関のドアが開く音がした。
廊下を歩く音が聞こえ、リビングのドアが開いた。
CМ「っ！！！」
まさかAが起きているとは思わなかったので、驚いた顔をしたが、すぐに冷たい視線をAに向けて
CМ「ビックリさせんなよ」
A「お帰りなさい」
冷たい視線に怯むことなく、微笑みながら言った。
CM「何で起きてんだよ」
イラついている。
A「ちょっと眠れなかったから」
嘘を言った。
心配でチャンミンを待っていたなんて言ったら、すぐに口悪く言い返されることは分かっている。
とてもカッコよくて、時々可愛いなと思う表情を見ることがあるが、それは決して私に向けることはない。
私に向ける視線は、いつでも冷たい。
そして口にする言葉は、いつでも棘がある。
CМ「早く寝ろ。睡眠不足で居眠り運転されたら困る」
A「うん」
CМ「風呂入ってくる」
A「おやすみなさい」
CМ「・・・ん」
チャンミンがお風呂から出てしばらくすると、Aがお風呂に入ったようだ。
今、風呂？
もしかして・・・
俺が帰って来るのを待ってた？
嘘だろ？
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hiro(プロフ) - すごく面白かったです。次も楽しみです。 (2015年9月5日 23時) (
レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
リサ - めちゃくちゃ面白い！続き気になります (2014年12月30日 12時) (レス) id: 6406e5e084 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 面白すぎます^_^一気に読んでしまいました。続き楽しみです。 (2014年11月6日 19時) (レス) id: 7f983b2a68 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 東方神起が大好きです。 皆さんとお話したいのですが…。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
静奈 - 小説読ませてもらいました！言うべきか迷ったのですが…。３５の話で綾乃が綾香になってました。 (2014年10月28日 8時) (レス) id: ac62159f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2014年8月19日 17時
