誓い 1 (yunho) ページ12
俺が今抱きしめている人は俺の彼女ではない
だけどその温もりに身も心も癒されていた
今までに感じた事がないほど穏やかな気分…
もしかして夢の中？
背を向けているミキが眠っているのか起きているのかも分からないまま抱きしめ続けていた
外が白み始めた頃…
ミキ「ユノ…起きてる？」
ミキの呼び捨てとタメ語が昨夜からの一連の出来事が夢ではない事を証明してくれた
俺たちが愛し合った証…
「起きてるよ」
ミキ「そろそろ帰るね？
誰かに見られたらまずいし…」
タイムリミット…
今になって後悔と罪悪感に苛まれ始めた俺…
さっきまでの幸福感は一気に影を潜めてしまった
俺は込み上げてくる感情をコントロールする事が出来なかった
ミキの背中にキスを落とした事がトリガー…
俺はまたミキを求めた
そしてミキを泣かせてしまった…
「ごめん…」
ミキ「謝らないで？」
「だって泣いてる…」
ミキ「幸せだから泣いてるんだよ」
幸せ…？
ミキ「一度だけなら私じゃなくても良かったんじゃないかって考えていたと思う
だけどまたユノは私を求めてくれた…
その事が本当に嬉しかった」
「ミキ…」
ミキ「これでもう会えなくても元気に生きていける」
「え…？」
ミキ「どうして驚くの？
初めに今夜だけって言ったのはユノでしょ？」
ミキは無理に作った笑顔でじっと俺を見た
ミキ「苦しまないで？
私…知ってたよ？」
「何を…？」
まさか…
ミキ「彼女が居るんだよね？」
どうして…
ミキは知ってて俺と…？
ミキ「だから罪悪感を抱く必要はないからね？
その事を知っててこうなる事を望んだのは私…
だから全部私が悪いの」
潤んだ目で何とか微笑んだミキを見てやっぱりこの人だったんだと確信した
「これで終わりだなんて嫌だ…
だけど今の状態のままミキのそばに居る事は出来ない
だから誓いを立てるよ」
ミキ「誓い？」
「彼女との事がちゃんと片付いたら必ずミキを迎えに来ると誓う
だからその日まで俺の事を待っていてほしい」
その日がいつになるのかは俺にも分からない
こんな誓いをミキは受け入れてくれる…？
ミキ「本当に迎えに来てくれる？」
「神に誓う」
ミキ「じゃあ私も待ってると神に誓う」
ミキはギュッと俺に抱きついた
この温もりを俺だけのものにしたい…
俺は本気でそう思っている
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はなまる(プロフ) - ソルさんはじめまして。このサイトを知って色々な方の小説を読むのが好きです。ソルさんの綴る言葉や優しい文章が大好きです。パスワードがかかっているものを読みたいのでパスワードが知りたいです。よろしくお願い致します。 (2022年7月16日 2時) (
レス) id: ca97a3ca50 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» ソウル行っちゃうね(笑)ソルファにとってオンニからの罰は相当こたえただろうね。これで改心してくれればいいけど…。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - みぃなさん» いよいよ主人公さんがソウルに降り立ちますよ〜。さぁ何が待ち受けている…？次章にもぜひ遊びに来てやってくださいませ〜。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - hanahimawariffさん» 遊びに来てくださりありがとうございます！主人公in韓国ってバレバレ(笑)次章は近日中に公開しますのでまた遊びにいらしてくださいね！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 姉妹でした〜。しかも2人とも愛人の子。2人のオンマは相当な美人さんだったのでしょうね〜。次章では大きな進展があると思いますのでまたぜひ遊びに来てやってください♪ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月22日 1時
