ぶっ飛んだ発想 (you) ページ13
ユミ「辞めようかな…」
ユミさんはコーヒーカップを両手で包んだ
この話を断る事で何が起きるのかは容易に想像出来る
それなら辞めてしまった方がいいという答えにユミさんは行きついたのだろう
「他に移るって事？」
ユミ「それもありでしょ？
お礼奉公は終わってるし」
お礼奉公か…
今の時代に合わない言葉だけど看護師の世界では今もなお存在しているのが実情…
ユミ「Aはどうするの？
北海道に行く？」
「どうしたらいいのか分からない
1週間で決めるなんて無理…」
始まったばかりの関係をこんな形でダメにするのは嫌だ…
だけど仕事に対するプライドを捨ててしまうのも嫌だ…
ユミ「私たちこれまで看護師として精一杯羽ばたいてきたよね…？
私は少し羽を休めようかと思う」
ユミさんの心はもう固まっている？
確かに今まで私たちは全力で飛んできた
だから羽休めは必要なのかも知れない
ユミ「クリニックとかで静かに働くのも悪くない」
「うん」
ユミ「Aはオペ室に戻りたいんでしょ？
だから悩んでる…？」
「うん…」
私は2年前までオペ室で勤務していた
オペ室の仕事が好きでずっと戻りたいと思ってきた
だから院長が言ったオペ室師長という言葉に心が揺れていた
だけど師長になりたいんじゃない
オペ室に戻りたいだけ…
ユミ「A…？」
「ん？」
ユミ「チャンミンに相談したら？
始まったばかりの関係でもチャンミンは列記としたAの彼氏なんだから…」
「うん」
出会ってからずっとチャンミンの心を乱してばかりだった
やっとそれも終わるかも知れないと思っていたのに…
北海道に行ってしまったらチャンミンと会える事は皆無に等しくなる
ユミ「ほら…
泣かないで？」
溢れ出る涙を止める事は出来なかった
テーブルに突っ伏して涙を隠す私の頭をユミさんは優しく撫でてくれた
ユミ「チャンミンと別れろって言われたわけじゃないんだから…」
「そうだけど…」
だけど…
私が北海道に行くという決断を下した時にはそれに等しい状態になる事は明白…
ユミ「分かった！」
ユミさんの大声に驚き顔を上げてしまった私…
ユミさんは悪戯っ子のように微笑んでいた
ユミ「結婚しちゃえばいいんだよ！」
え…？
ユミ「今回選ばれてしまったのは独身者ばかりだった…
だから〜」
だから？
ユミ「だから私たちが既婚者になればいいって事でしょ！？」
自信満々なユミさん…
これはまたぶっ飛んだ発想だ…
結婚宣言 1 (changmin)→←左遷？栄転？ (yumi)
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ソル(プロフ) - はるさん» お！マジすか？それは良かった〜(笑) (2018年10月28日 0時) (
レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ウォー夢のような話だぜ。って、常に脳内にある話をソルさんが文字にしてくれている〜(笑)カムサハムニダ^ ^ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 884c6663a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» 多分そうだね。やっと効力発揮か…？(笑) (2018年10月26日 23時) (レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ユンさんが渡したナプキンもしかしてユノ直筆の・・・・ (2018年10月26日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» いつもの私なら『私』を我慢させたかも知れないけど今回は違う感じにしてみました〜。この後色々な戦いが起こりそうで、結局3章行き決定です(笑) (2018年10月26日 19時) (レス) id: b95c4969d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月9日 1時
