トンペンさんの中での電話 (you) ページ34
いつもより遅い時間に当直を終えそのまま上野駅に向かった
予約してあった新幹線には何とか間に合った
同じ車両にはトンペンらしき女性が多数乗っていた
そして到着した杜の都…
仙台…
チャンミンから教えてもらったホテルのフロントに荷物を預けて会場行きのシャトルバスに乗り込んだ
車窓から見えるのは見慣れた景色…
私は父の仕事の関係で高校から看護学校までをこの街で過ごした
だから思い入れがあるし友達もたくさん住んでいる
そしてバスは会場に到着…
既に沢山のトンペンさんたちが集まっていた
皆一様に幸せそうな顔だ
近くのコンビニで飲み物を選んでいた時私の携帯が震えた
チャンミンからの着信…
その画面を見てチャンミンへの連絡を怠っていた事を思い出したお間抜けな私は慌てて通話ボタンを押した
『もしもし？』
チャミ『A？
当直お疲れ様
もう仙台には着いた？』
『仙台どころかもう会場に着いてる
連絡するの忘れててごめんね？』
チャミ『それなら良かった
今何してるの？』
『コンビニに来てるんだけどトンペンさんだらけでレジ列が凄い事になってる
私もその中の1人なんだけどね』
チャミ『そうなんだ？
俺は朝から外に出てないから分からないけど大変そうだね』
『でもこれもライブ前の醍醐味だよ
この後楽しい事が待ってるから何をしてても楽しい』
チャミ『そっか
それで今日の席の事なんだけど…
開場時間になったら入口に佐々木さんが向かってくれるから指示に従って？』
『了解です』
そして今になって自分が凄い状況に置かれているのだと気付いた
沢山のトンペンさんたちに囲まれながらチャンミンと電話しているのだと…
一度も『チャンミン』と言わなかった自分を褒めてあげたい
チャミ『開場時間まで何して過ごすの？』
『ふらふら？』
チャミ『ハハハ』
『ところで体調はどうなの？』
チャミ『すっかりいいよ
点滴のお陰だね
それに思いがけずAの顔見てから仙台に来れたから…
嵐に感謝しないと』
『それなら良かった
でもあまり無理はしないでね？』
チャミ『うん
帰りは俺たちと一緒に帰ろう？
ミーグリ終わったら連絡するからどこかで待ってて？』
『うん…分かった
連絡待ってるね？』
チャミ『うん
じゃあライブでね？』
『うん…じゃあね？』
電話を切った私は飲み物を選んでレジ列に並んだ
周りのトンペンさたちがあまりにも幸せそうで私の彼氏とユノさんが凄い人なのだと改めて実感した私…
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ソル(プロフ) - はるさん» お！マジすか？それは良かった〜(笑) (2018年10月28日 0時) (
レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ウォー夢のような話だぜ。って、常に脳内にある話をソルさんが文字にしてくれている〜(笑)カムサハムニダ^ ^ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 884c6663a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» 多分そうだね。やっと効力発揮か…？(笑) (2018年10月26日 23時) (レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ユンさんが渡したナプキンもしかしてユノ直筆の・・・・ (2018年10月26日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» いつもの私なら『私』を我慢させたかも知れないけど今回は違う感じにしてみました〜。この後色々な戦いが起こりそうで、結局3章行き決定です(笑) (2018年10月26日 19時) (レス) id: b95c4969d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月9日 1時
