混乱と懇願 (you) ページ6
定めはきっと変えられない
だけど変えたくてたまらない
チャミ「俺は運命に逆らってでもAと一緒に居たい」
それは私も同じ気持ち…
チャミ「きっと定めは変えられる…
きっと…」
自分にそう言い聞かせるかのように呟いたチャンミン…
チャミ「堪えられないんだ…
Aが王の側室だなんて…
例えその王が前世の俺であっても…」
「知ってたんだ…？」
チャミ「歴史書にそう書いてあった…」
「そっか…」
チャミ「俺は前世の自分に嫉妬してる…
だってAは俺の物だから…」
「チャンミンの気持ちは凄く嬉しい…
でもごめん…
私は自分の幸せのために家族を危険にさらす事は出来ない
尚宮だった頃の私とは立場が違うの…」
もし王様の側室である私が今この時代から消えたら…
想像しただけでも恐ろしい…
だけどチャンミンと離れたくない…
どうしていいか分からない程心は混乱していた
チャミ「A…家族の事が心配なのも分かる
だけど必ずいい方法がある
俺が必ず見つけ出すから…
見つけ出せたら俺と一緒に帰ってほしい
例えまたAがこの時代に引き戻されてもまたこうして俺が迎えに来る
どれだけ時間がかかっても必ず迎えに来ると約束するから…
何度でも迎えに来ると誓うから…
だから俺と一緒に…」
ポロポロと涙をこぼしながら私に懇願するチャンミン…
その時…
シンが帰宅した
体のあちこちを布で巻かれた姿で…
何とも痛々しい弟の姿に胸が苦しくなった
「シン…大丈夫なの？」
シン「うん…
大袈裟にされただけだよ…
大した事ないから心配しないで？
東宮の家事も何とか鎮火したから…」
「そっか…良かった…
王様は…？」
シン「ずっとヌナの名を呼びながら酷く取り乱してて…
医師と相談して薬を飲んでもらって休んでもらった
今はアボジがそばについていてくれてる
だから帰って来れたんだ」
「そう…」
シン「ところで…
ヌナが泣かせたの…？」
シンはチャンミンを見て苦笑いを浮かべた
「うん…そうみたい…」
シン「何も悩まずチャンミンさんと一緒に行ったらいいと思うけど？」
「え…？」
シン「王様の側室のAはもう亡くなったんだよ？」
私が死んだ…？
チャンミンも涙で濡れた目でシンを見つめていた
「どういう意味…？」
シンは私たちに向かって優しく微笑んだ
俺の臣下 (changmin)→←そうじゃない (changmin)
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ソル(プロフ) - ssk413さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました。お楽しみいただけたようでとても嬉しいです！またぜひ遊びにいらしてくださいね！ (2018年3月30日 1時) (
レス) id: 94615f823f (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - 時空を超えたお話、とても面白かったです！次回のお話も楽しみにしてますね！ (2018年3月30日 1時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 沙羅さんありがとうございます！初の時代劇絡みでドキドキでしたが何とか書き終える事が出来ました。ユノが王でチャミが王の側近…もしくは女の王と側近チャミ…的なお話を書きたくなっている今日この頃です(笑)←また時代劇だし(笑) (2018年3月27日 13時) (レス) id: 94615f823f (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» ユノとギュのとこまで書ききれなかった事が悔やまれる。そこの部分は皆様の想像にお任せするという事で…(笑) (2018年3月27日 13時) (レス) id: 94615f823f (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ギュウ〜重要人物だったのね〜チャンミン親馬鹿万歳ですよ！時を超えてやってきた感謝のユノの前世もナイスです！またついでが良い（笑）ソルさんお疲れさまでした。季節を肌で感じ時代を魅せる良いお話でした。 (2018年3月27日 7時) (レス) id: 8a6a26968f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年3月22日 23時
