世子様からの伝言 (shin) ページ41
久しぶりに実家への帰宅を許された俺…
アボジからヌナが目覚めたと聞いてはいたけど正直半信半疑だった
なかなか宮中を離れられない俺を安心させるために嘘をついているのではないかと疑ったりしていた
だけど本当にヌナは目覚めていた
A「シン…元気そうだね？」
「ヌナ…本当にヌナなんだね？」
A「当たり前でしょ？」
「本当に良かった…」
強く抱きしめ合った俺たち…
3ヶ月間意識がなかったヌナ…
その間一切食事をとれなかったはずなのに以前と何も変わった様子はない
まさに奇跡…
だけどヌナの身に何が起きたのか俺には何となく察しがついた
「ヌナに話があるんだ…」
A「私に…？」
「世子様からヌナへの伝言を頼まれて…
それもあって帰宅が許されたんだ」
A「そう…世子様から…」
世子様と聞いてもヌナの顔に笑顔は見られなかった
前までなら世子様の話をすると最高の笑顔を見せていたのに…
違和感が俺の心を支配していた
アボジとオモニ…ヌナと俺…
4人集まった部屋で俺は世子様からの伝言を伝えた
3人は酷く驚いていた
アボジ「世子様が本当にそんな事を仰ったのか…？」
「はい…」
アボジ「王様は何も話していなかったぞ？」
「王様にはこれから話すとの事でした
それより先にヌナの気持ちを知りたいと仰せになられて…」
アボジ「尚宮の職を解かれたAをか…？
前例のない事だ…
王様がお許しになるとは思えない」
「世子様は本当はヌナを世子嬪として迎え入れたかったのです
それ程ヌナの事を想っていたのです
その想いは今も変わっていないご様子で…」
アボジ「あぁ…それは知っていた
だがな…王様が…」
王様の側近であるアボジは酷く困惑している様子だった
ヌナとオモニは押し黙ったまま…
世子様の心はずっとヌナに向いていた
だからヌナにそばに居てほしいと懇願し女官として宮中に招き入れた
その後直ぐにその事が間違いだったのだと気付いた世子様はずっと悩まれていた
それでもヌナの事を諦める事が出来なかった世子様はヌナを世子嬪にしたいと王様に頼んだ
だけど尚宮であるヌナを世子嬪として迎え入れる事を王様が許すはずがなかった
だから今世子様は別の形でヌナを手に入れようとしている
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ソル(プロフ) - wakaさん» ーが長い(笑)意図せずうぉーな部分で終わってしまいました(笑)続きは続編で！またお会いしましょう！ (2018年3月21日 23時) (
レス) id: 94615f823f (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぴろりさん» ぴろりさんいつもありがとうございます！たくさん元気をいただきました！続編も頑張りますのでまた遊びにいらしてくださいね！心よりお待ちしております！ (2018年3月21日 23時) (レス) id: 94615f823f (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - うぉーーーーーーーーー！！！！！ (2018年3月21日 23時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ぴろり(プロフ) - すごい！引き込まれて一気に読みました！描写がとても丁寧なので、自然に映像が浮かんできて、ドラマみたいです。ソルさんが紡ぐ言葉はいつも綺麗なので、読んでいて心地よいです。 (2018年3月21日 23時) (レス) id: 66f7a3c386 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - はるさん» チャンミンと輪廻転生…いいよね〜！輪廻転生とは言わず今世もしくは来世だけでもいいから私も…←あなたでもねぇです！！byチャンミン(笑) (2018年3月21日 18時) (レス) id: aff06f96fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年3月10日 22時
