サランの本音 (kyuhyun) ページ8
サラン「まさか…
あの人はママに何が起こったのかも知らないって事…？」
「俺は話していない
だからサランが話していないのならチャンミンは知らないはずだ」
チャンミンにはAがどうなったのかを話していない
チャンミンもそれに触れてくる事はなかった
だけどきっとサランが俺の元に居ると知った時点で何かを察したに違いない
サラン「でもあの人はきっと気付いてる
毎晩のようにママの写真の前で泣いていたから…」
やっぱり…
サラン「帰ってきてってママに頼んでいるみたいだった」
「そっか…
チャンミンがそれ程Aの事を愛しているという証拠だな」
サラン「でもそれならどうしてあの人はママの娘である私の事を愛してくれないの？」
サランは今にも泣き出しそうな顔で俺を見ていた
実のアボジであるチャンミンに愛されたい…
それがサランの本音なのだろう
「さっきも言っただろ？
チャンミンはまだ受け入れられずにもがいているだけだ」
サラン「でももう1年だよ？」
「そうだな…
でもサランはどうなんだ？
チャンミンに愛される努力はしたのか？」
サランは目を伏せ首を横に振った
「愛されたいのなら自分もその相手の事を愛さないとダメだ」
サラン「分かってるよ…
でも私はどうしてもパパと比べちゃう
あの人はどんな点においてもパパには勝てない」
俺とサランの12年は無駄ではなかった
その事は凄く嬉しい
でも俺はサランの実のアボジではない
どれだけサランを愛しても実のアボジには勝てない
それはサランが俺の元を去った時に実感した
「サランの気持ちは嬉しい
だけど俺はサランの本当のパパではないんだ」
俺が19歳でサランを引き取ると決めたのはサランのアボジになりたいと心からそう思ったからだ
心から愛していたAの娘だから…
そして大切な親友であるチャンミンの娘だから…
だからこそ家族の反対を押し切ってサランを引き取った
これまでサランの存在を周囲に知られる事がなかったのは俺の家族のお陰だ
特に姉貴には世話になった
俺が海外で仕事の時サランの面倒をみてくれていたのは姉貴だった
そんな姉貴にサランも懐いていた
だけど姉貴が結婚してしまい事が上手く運ばなくなっていた頃サランは偶然チャンミンと出会ってしまった
その事で運命の歯車は思わぬ方向に動き始めた
サラン「私があの人と出会わなければ良かったのに…」
正直あの頃俺もそう思っていた
だけどそれで良かったんだ
Aのためを思えばきっとこれで良かった…
あの人の行方 (sarang)→←パパの全て (sarang)
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ゆみ(プロフ) - おひさしぶりです。以前もソルさんのお話を読ませて頂いたゆみです。やっぱり読むたびに涙が出てしまい…お話に感動してます。このお話だけでなく、ソルさんのかくお話は何度も読みたくなるほど引き込まれてしまいます（笑）また〜お邪魔させて頂きます。 (2019年12月6日 11時) (
レス) id: 0ab89a49dc (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - motomatoさん» 2人はお互いを守ろうと必死だった…素敵ですよね。きっと素敵な家庭を築いていってくれる子余でしょう。最後までおつきあいいただありがとうございました！ (2019年6月10日 13時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - 一方通行ではなくて、お互いがお互いを思って守る…って素敵ですね！ありがとうございました！ (2019年6月10日 8時) (レス) id: bba7275c40 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 沙羅さ〜ん、ありがとうございます(泣)もっと幸せな日々を書きたかったから潜り過ぎたことを反省した作品でした。一瞬PCが復活したのですね！コメントいただきとても嬉しかったです。ありがとうございます！ (2019年6月8日 18時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 潜って、潜って、潜って・・・見えたぁ〜海に潜ってザバァッと地上に出たような感じです。いやぁ〜見せられましたね。ソルさんお疲れ様でした。PS：一瞬だけ復活しているPCから大急ぎで読んで来ましたよ。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: ec31f29c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2019年5月7日 1時
