＊自覚あり (changmin) ページ3
Aの手に重ねた俺の手でも感じられるほど大きな動きを見せたAの中のサラン…
A「あと2ヶ月で生まれてきてくれるんだね…
何だか信じられない」
あと2ヶ月…
つまり俺がAを切り捨てた頃？
という事は…
見覚えのある部屋を見渡し鏡を見つけ出した俺はその前に立った
やっぱりそうなんだ…
A「チャンミン？どうしたの？」
俺の背後に立ったAは鏡越しに俺を見て不思議そうにしている
A「分かった！
また自分を見てカッコイイとか思ってるんだ？」
「そんな自意識過剰ではないよ」
今の俺はそんな意味で自分を見ていた訳ではない
A「そうだっけ？」
悪戯っ子のように微笑んだAはベッドに腰掛けた
A「じゃあどうして急に自分を鏡に映してみたの？
しかもじっと見つめちゃって…」
鏡の前に立ったのはあの頃の自分に戻っているかと思ったからだ
そして案の定な結果に驚き若返った自分をじっと見つめていただけ…
「ねぇ…俺って今何歳？」
A「今度は何？
記憶喪失にでもなったの？」
「そうかも」
A「え！？」
目を丸くして驚いているAの前に跪きAの手を握った
「教えて？
俺は今何歳？」
A「19歳…でしょ？」
「そっか…だよね」
やっぱりそうだ…
高校を卒業したばかりの頃に戻っている
A「もしかして後悔してるの？」
「何を？」
A「若くしてパパになるという決断を下した事…」
確かにあの頃の俺はその決断を後悔しAを切り捨てた
東方神起としての自分を守りたくて…
A以外の女性を知りたくて…
仲間ともっと遊びたくて…
だけどそれは大きな間違いだった
俺にとってのAはそれを遥かに超える大切な存在だったと知ったのはAが去った後の事…
「後悔なんてしてない」
A「嘘…」
「え？」
A「チャンミンはまだまだ遊びたい盛りでしょ？
それに東方神起もこれからって時だし…
いくら私やサランの存在を隠しても隠し通せなくなる日がきっと来るだろうし…」
「だとしても俺は同じ過ちを繰り返したくない」
A「同じ過ちって…？」
「何でもない」
Aには言えない
俺がAを切り捨てた事によって起こった出来事なんて…
A「さっきから何だか変だよ？」
「分かってる」
自覚している
だけどやり直しが出来るのなら同じ過ちは絶対に繰り返したくない
＊この世界 (you)→←帰ってきて… (changmin)
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ゆみ(プロフ) - おひさしぶりです。以前もソルさんのお話を読ませて頂いたゆみです。やっぱり読むたびに涙が出てしまい…お話に感動してます。このお話だけでなく、ソルさんのかくお話は何度も読みたくなるほど引き込まれてしまいます（笑）また〜お邪魔させて頂きます。 (2019年12月6日 11時) (
レス) id: 0ab89a49dc (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - motomatoさん» 2人はお互いを守ろうと必死だった…素敵ですよね。きっと素敵な家庭を築いていってくれる子余でしょう。最後までおつきあいいただありがとうございました！ (2019年6月10日 13時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - 一方通行ではなくて、お互いがお互いを思って守る…って素敵ですね！ありがとうございました！ (2019年6月10日 8時) (レス) id: bba7275c40 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 沙羅さ〜ん、ありがとうございます(泣)もっと幸せな日々を書きたかったから潜り過ぎたことを反省した作品でした。一瞬PCが復活したのですね！コメントいただきとても嬉しかったです。ありがとうございます！ (2019年6月8日 18時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 潜って、潜って、潜って・・・見えたぁ〜海に潜ってザバァッと地上に出たような感じです。いやぁ〜見せられましたね。ソルさんお疲れ様でした。PS：一瞬だけ復活しているPCから大急ぎで読んで来ましたよ。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: ec31f29c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2019年5月7日 1時
