彼の武器 (mina) ページ19
私たちは相合傘で歩き始めた
傘を持ってくれたユノは私の方ばかりに傘を傾けているせいで自分の右肩は雨に濡れている
だけどユノは凄く穏やかな表情だ
そんなさりげない優しさが凄く嬉しかった
「ユノの家は近くなの？」
ユノ「うん
歩いて5分くらい」
「そっか…」
5分…か…
もう少し長く一緒に居たいのに…
大した会話も交わせないままユノが暮らす家に到着してしまった
相合傘から抜け出したユノはアパートの入り口に駆け込んで振り返った
ユノ「そのままちょっとだけ待ってて？」
「え？」
ユノ「傘を持ってくるよ
今度は俺がミナの家まで送る
もう深夜だし…」
「1人で大丈夫だよ」
ユノ「ダメ
絶対に待ってて？」
迷惑を掛けたくないから帰ろうかとも考えた
だけど足は動かなかった
ユノの最大の武器はやっぱり優しさのようだ
私はその優しさに甘えてみる事にした
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沙羅(プロフ) - 愛しさと〜切なさと〜朝から歌ってしまいました。ミナの思いがサランに浸透しきれず、でもユノへの思いは間違いないもので・・・真っすぐに進まないところもまたやるせなく・・・ (2020年9月1日 7時) (
レス) id: 27a93b8085 (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - ソルさん、切なすぎる。心はミナ、身体はサラン 。ユノの愛は自分に向いてても複雑だよね。 (2020年9月1日 7時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - みぃなさん» 確かにミナの想いを知ってから読み返すとまた違う面が見えてくる気がするよね？サランはただただ明るく無邪気な子ではなかった。ミナである頃に伝えられなかった想いを胸に頑張っていたんだね。そんなサラン(ミナ)のもっと先も見て見たくなった。 (2020年8月31日 21時) (レス) id: 9d5ee0c39f (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - ソルさん、このお話を読んでタイムリミットに戻ってみると、サラン（ミナ）ちゃんの気持ちが切なく感じます。生まれ変わってもずっと変わらず愛する気持ち。大切にしたいのです。 (2020年8月31日 8時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» ふふふ…密かにいとこのお姉さんに変更済み（笑） (2020年8月31日 7時) (レス) id: d5eeffc2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2020年8月30日 1時
