王女の男 −JK− 第二章

結婚→離婚→再婚問題　(JK) ページ7

床入りの儀を無事乗り切る事が出来て…
だけど本当の戦いはその後からだったのだと知る


公主様の束縛がきつくなり帰宅すると少しの外出でさえ許してもらえなくなった
つまり王宮内ではAと会えないという事


だけど公主様には秘密でAが俺たちの仕事に同行し始めて…
だから仕事中はずっと一緒なんだ


仕事帰りには必ず2人で寄り道をして帰る
王宮の外でのデート…


そして床入りから一週間が経過したある日…
王様と公主様の親子鑑定の結果が出た


世子様自らAに連絡をくれたのは昼休憩中の事



A「やっぱりな結果だった…」


JN「何が？」


A「ミニョは王様の子ではなかったの」


JN「え！？
それって公主様じゃないって事！？」


「そもそも公主様は翁主として誕生したんです
Aから公主の座を奪い取ったってだけで…」


YG「つまり公主様でも翁主様でもないただの人だったって事か…」


「そういう事です
現王妃の娘ではあるけど罪人の娘的な感じですね」


JM「じゃあジョングクは罪人の娘の夫って事？」


「まぁ形式上はそうなりますね…」


JN「それじゃあジョングクの株が落ちるじゃん！」


A「それはないと思う
だってジョングクはその事を知らずに結婚した訳だしね」


JN「それならいいけどさぁ…
でもヒョンは心配だよ〜」



ジニヒョンなりに心配してくれているらしい



「心配には及びません」


JH「本当に大丈夫なの〜？」


「大丈夫です
俺は離婚するつもりなので」


全員「離婚！？」



全員目を丸くしてて…
Aが一番驚いている



「どうしてAまで驚いてるの？」


A「だって王族の人間と一度結婚したら離婚出来ないのが暗黙の決まりだよ？」


「公主様が王族の人間でなくなったらの話だよ
その時はきっと許してもらえるでしょ？」


A「まぁそうかも知れないけど…」


JN「離婚してAと再婚的な話？
俺なんてまだ一度も結婚していないのにジョングクは2回も！？
ずるいよ〜」



ジニヒョンはややふて腐れ気味
ずるいと言われても困る



A「ジンも頑張って？」


JN「うん
ジョングクに勝つためには3回結婚しないといけないのかぁ…
頑張らないと！」



3回結婚…
つまり2回離婚する事になるという意味だとジニヒョンは気付いているのだろうか？
それに回数の問題ではない


いずれAと結婚したい
だけどその時の俺たちの立ち位置は恐らく公主様と罪人の娘の元夫


簡単に結婚が認められるとは思えない

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