一難去ってまた一難 (SH) ページ48
Aと共に王様の執務室に急いだ
王「2人揃ってどうしたのだ？」
「実は…」
事の成り行きを説明すると王様はため息をついた
王「キムテヤンが…？」
「王様…
キムテヤンの妹の名をお教えください」
王「妹はキムハリムと申す」
A「キムハリム…？」
Aは何故か目を揺らした
「キムハリムという名に覚えがあるのか？」
A「ジョングクの…」
「ジョングクに関わりのある者なのか？」
A「ジョングクが以前付き合っていた女性の名がキムハリムで女医だったと記憶しております」
「繋がったな…
きっと今回の件にはキムハリムも関わっておるのだろう
そうなるとジョングクに近付いた事も偶然とは思えぬ」
キム兄妹は私たち同様王族の血を引く者…
自分たちの祖母を切り捨てた先代の王を恨み事を起こしたのだろう
王「恨まれるような事をした先代の王にも非はある
それ故ただただ2人を責める事も出来ぬ…」
「同感でございます」
王「それに2人は王や女王になったかも知れぬ存在故無下には出来ぬ」
「そうでございますね…」
王「一難去ってまた一難とはよく言った物
今度はよそ者との戦いではないが故に困難だ」
やっと平穏を取り戻したと思っていたのに…
A「世子様…」
「何だ？」
A「世子様の主治医の事をお調べくださいませ
その者は2人の協力者かも知れませぬ」
「王妃に私の秘密を知らせたのが主治医だと申すのか？」
A「私と世子様以外に秘密を知っていたのは世子様の主治医のみでございます
だとすればその可能性も皆無ではありませぬ
直接王妃様と繋がっていた訳ではなくキムハリムと繋がっていた可能性が高いかと…」
「医師同士…か…
その方が納得がいくな
だとすれば王妃と直接繋がっていたのはキムハリム…」
A「はい…」
「キムハリムが王妃と繋がっていたのならジョングクと付き合っていた事を王妃は知っておったと…？」
A「そこまでは私にも分かりかねます」
「そうであるよな…
何はともあれ真相を突き止めねばなるまい」
A「はい…」
王「私の方でも2人について探ってみる事にしよう」
「お願いいたします」
A「私はジョングクからキムハリムについて聞いてみます」
「大丈夫なのか…？」
A「大丈夫でございます」
「それならば頼むとしよう」
A「はい」
Aは微笑みながら頷いた
夫であるジョングクの口から元恋人の話を聞くのは辛い事であろうに…
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
