チェ内官の妹 (MN) ページ32
思わぬ王命が下り頭が真っ白になった
チェ内官「明後日私と共に中東の国へ旅立てとの事…」
中東だと…？
「王様は娘である私に何故そんな危険な場所に行けと申されておるのだ！？」
チェ内官「公主様…王様の娘とは一体…
何か勘違いされてはおられませぬか？」
「え…？」
そうだ…チェ内官の言葉は正しい
一瞬忘れていたが私は今目の前に居るチェ内官の娘…
でも今ここで明かされるのはどうしても嫌だ
ジョングクには知られたくない
「分かった
王命であるのならそうしよう
だが…それなら…」
罰を受けるのは私だけではないはずだ
チェ内官「それなら…
何でございますか？」
「Aと世子も私と同じであろう？」
チェ内官「え…？」
「A…
お前も王様の子ではないのだろ？」
元王妃様が犯していた大罪は私のオモニと同じ…
元王妃の死後そんな噂が流れた
その噂を流したのが罪深き我がオモニなのだとしてもそれが事実だと信じたい
火のない所に煙は立たぬ…
だからきっと真実なのだ
A「もしそうであるのなら私のアボジは誰なのですか？」
「そこまでは知らぬ！
チェ内官なら知っておるかも知れぬがな…」
A「チェ内官…答えよ
私のアボジは誰なのだ？」
チェ内官「王様にございます
元王妃のウォル様に限り王様以外の男性と関係を持つなど考えられませぬ
一番近くで見てきた私が断言致します」
「断言出来るのだな？」
チェ内官「はい
我が妹は断じてそのような事は致しませぬ！」
我が妹…？
「元王妃はお前の妹…？」
チェ内官「はい
元王妃チェウォルは私の妹…
それ故恐れ多くも私は世子様と翁主様のおじにあたるのでございます」
A「そうであったのか…？」
チェ内官「はい…
ウォルは入宮後実家を恋しがり毎日泣いていたそうです
それを見兼ね世子様であった頃の王様が私を内官として迎え入れたのです
勿論皆には私がウォルの兄である事は秘密で…
幸い私は結婚の儀には参加しておらず誰にも気付かれる事はありませんでした
それからはずっとウォルのそばで見守ってまいりました
それ故王様とウォルが心を通わせ心から愛し合うまでの過程全てを見てまいりました
だから断言出来ます」
「つまり私と翁主はいとこ同士…？」
心の声が漏れ出した後に気付いた
自ら王様の子ではなくチェ内官の子なのだと打ち明けてしまったのだと…
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
