王妃様の協力者 (MN) ページ29
ジョングクが日本に入ったとの連絡を受けチェ内官と共にBTSの宿舎を訪れると玄関で出迎えてくれたのはジンだった
「ジョングクはもう到着しておるのか？」
JN「迎えに行っているユンさんから間もなく到着すると連絡が入ったところです」
「そうか…」
JN「リビングでお待ちください」
ジンの案内でリビングへ…
他の者たちは不在のようで…
私の向かい側に座ったジンは穏やかな表情だった
「実物は本当にいい男だな…」
JN「え？」
「私の愛人にならぬか？」
JN「俺がですか！？」
「そうだ」
JN「とても光栄ですが…
でも…」
「困らせてすまぬ
愛人と言うのは冗談だ
その様子だと付き合っている女子がおるのだな？」
JN「はい…
付き合っている人は居ます」
「そうであろうな…
で？どのような者なのだ？」
ジンは困ったように微笑んだ
「誰にも漏らさぬ故申してみよ」
JN「とても美しい人です」
「私よりか？」
JN「それは比べようがありません」
「何故だ…？」
JN「それは…」
ジンの答えを遮るようにインターフォンが鳴り響く
ジョングクが到着したらしい
暫くして玄関の方が騒がしくなった
そしてリビングにジョングクが現れ一気に胸が高鳴る
だけど直ぐに全身の血の気が引いていった
ジョングクの横には翁主が立っていたから…
そして2人の手がしっかりと繋がれていたから…
その理由を考えるより先に体が動いていた
2人に歩み寄る私を見たジョングクが翁主を守るように立った
「翁主に話があるのだ
どけ！」
JK「どきません！」
まただ
ジョングクはあの時と同じ目…
初めて2人が一緒に居るのを私が見た時と同じだ
JK「またAを叩くおつもりですか？」
静かな口調…
だけど怒り憎しみや嫌悪感が籠っているように感じられた
「お前たちはやはりそういう関係だったのか？」
JK「外の世界での俺たちが本当に親友に過ぎなかったと信じていたのですか？」
「何の事だ…？」
JK「外の世界でのAを王妃様がある者に見張らせていたんですよね？
だからその報告はあなたの元にも入っていたはずです」
知っていたのか…
JK「だけど俺とAが引き裂かれる前に愛し合った事までは知りませんでしたよね？
見張りを命じられていた者はその事を王妃様には報告しなかったようなので…」
愛し合った…？
JK「そうですよね…？
チェ内官？」
チェ内官「その通りでございます」
王妃様の協力者はチェ内官だったのか…？
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
