強き我が子 (WL) ページ43
私を救ってくれたのは奇しくも憎きハヌルのアボジ…
離宮に移された私が目覚めるまでの間ずっとチョン医師も離宮で暮らし私の面倒を見てくれていたそうだ
だが残念な事に私が目覚めた翌日にお亡くなりになられた
チョン医師は病に侵されていたとの事
それでも私のそばに居てくれたチョン医師には心から感謝している
王「チョン医師はそなたの代わりに自分が罪を償うと仰っていた
とても立派なお方だ」
王妃「余計な事をしおって…」
王「親心が分からぬのか？
そなたはどこまでも最低な人間なのだな」
王妃「親などとは思えぬ！
親ならば娘である私の幸せを一番に願うはず…
私の敵であるウォルのために身を捧げるなど理解に苦しむ」
王「それならお前はどうなのだ？
娘であるミニョの事を一番に考えた事があるのか…？」
王妃「私はこれまでミニョだけのために生きてきた」
王「それは自分のためであろう？
ミニョを公主にしたかったのも自分の位を上げたくての事…
ミニョのためではない
もしミニョの事を一番に考えているのならそなたは今ここにはおらぬはず」
王妃「え…？」
王「チェ内官と共に消えたミニョの身を案じその行方捜しに必死であるはず…
私がそなたの立場であったなら我が子を捜すため何でもしたであろう
王の座すら惜しいとは思わぬ」
「私も同じでございます
世子と公主のためであるのなら何でもいたします」
王妃「2人とも綺麗事を申すでない！」
王「綺麗事などではない」
王妃「それならば今すぐに証明してもらおう…」
ハヌルは不意をつきAを背後から抑え込むとAの喉元に刃物を当てた
Aは動揺した様子を見せず凛としている
そんな強き我が子が誇らしい
王妃「Aの命が惜しければ今この場で王座を退くと宣言せよ
その上で世子ではなくここに居る公主の夫ジョングクを王とするのだ」
まだ諦めていない…？
我が子ミニョを王の妻の座に据えるつもりか？
まさかハヌルはまだミニョとジョングクが夫婦でなかったとは知らない…？
王妃「ジョングクが王となったらミニョが王妃…」
やはりそうか…
王妃のオモニとして生きるつもりでいる
王「良かろう…
そなたの望み通り王の座を退きここに居るジョングクを王座に据えよう
だからAを放すのだ」
王妃「二言はないな？」
王「ない…
ジョングクよ…それで良いな？」
JK「はい…
王命に従います」
ジョングクの言葉を聞き勝ち誇ったようにふっと笑ったハヌル…
どこまでも愚かだ
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
