作戦会議 1 (JK) ページ26
翁主邸に戻ると直ぐにソファーに座ったAはため息をついた
A「何だか疲れた…」
「王妃様に何を言われたの？」
A「世子様の秘密について
ばらされたくなかったら王様には何も告げずに世子様と共に王宮から去れと…」
「やっぱり…」
A「怖いほど静かだと思っていたら世子様の事を調べていたんだね
どうしてばれたのかな？
それにしても最低な人…
これ以上世子様を苦しめたくないのに…」
「俺も同じ気持ちだよ
だからAと同じ結論に至ったんだ」
A「怖くない？」
「何が？」
A「女王の夫か王になる事…」
「怖くなんてない
Aと共に生きられるのならそれでいい」
A「カッコイイ…」
「今頃気付いた？」
A「うん」
「やー」
A「冗談だよ
とっくに知ってたよ？」
「そうでないと困る
でもAもカッコイイよ
世子様を守るために女王か王の妻になると決めたんだから…」
A「私はこれまで王様や世子様に守られてきた
だから今度は私が守りたくて…」
「Aは本当に強くなったね」
A「本当は凄く怖い
だけどジョングクがそばに居てくれるから大丈夫だって思える」
Aは照れくさそうに微笑んだ
「A？」
A「ん？」
「明日一緒に日本に行こう？」
A「でも日本にはミニョが…」
「追放するという事は決まった
だからもう何も隠す必要はない
最後に俺たちが如何に愛し合っているのかを見せつけてやろう？
それが公主様にとって一番辛い事だと思うから」
A「そうだろうけど…」
「仕返しされそうで怖い？」
A「少し怖いかな
でもミニョを再起不能な状態にすればいいって事だよね？」
「そういう事」
とは言ったもののまだノープラン…
Aもいい案が思い浮かばないのか考え込んでいる
しばしの沈黙…
A「ジンだ…」
沈黙を破ったのはAだった
「え…？」
A「ジンだよ！」
「ジニヒョン？」
A「そう！
ジンを加えての三角関係的な…？」
「え…？」
A「公主の夫であるジョングク様の愛人が私だけでは弱い
あのミニョの心を打ち砕くには弱すぎるよ
だからジンもそうだった的な展開なんてどう？」
聞いているだけで吐き気を催すような設定だ
「ドラマの観すぎじゃないの？」
A「そうかも
最近はまっててね…」
本の虫だったはずのAはドラマの虫になったようだ
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
