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戦いの始まり (SH) ページ19

体調の戻られた王様との朝の会議中に突然現れたのは王妃様だった



王「何事だ?
会議中であるから邪魔するでない」


王妃「王様…
何故チェ内官がこの王宮におるのですか!?」



鬼の形相の王妃様…



王「もう会ったのか?
復帰するように私が命じたからだ
何か問題でもあるのか?」


王妃「何の前触れもなしにこの王宮を去ったような者を何故復帰させたのですか!?」


王「あの時ここを去るように命じたのは私なのだ
外の世界に出たAを見守るという命を下した上でな…
Aもこの王宮に戻った故チェ内官もここに復帰させたのだ
それに何か問題でもあると申すのか?」


王妃「え…?」


王「チェ内官は自らここを去ったのではない
私の命を受けての事だったのだ」


王妃「何故その事を私に話してはくれなかったのですか!?」


王「王妃よ…
王は私なのだ
そなたに全て話し相談する必要などなかろう?」


王妃「王妃であるにもかかわらず私には何の権限もないと…?」


王「王である私の前ではそなたなど何の権限も持たぬ小さき存在だ
もちろんここに居る世子の前でも同じ事…
これからはAの前でもそうであると言えような…」


王妃「王妃である私が翁主より劣る存在だと…?」


王「近い未来そうなるであろう」


王妃「どうしてでございますか!?」


王「分からぬのか?
そなたはもう少し賢い女子かと思っておったのだがな…」


王妃「まさか…」


王「まさか何なのだ?」


王妃「いえ…
会議中に失礼いたしました…」



顔面蒼白となった王妃様は力なく去っていった



王「かなり動揺しておったな」


「そうでございますね…
王様…わざと王妃様を挑発するような事を仰ったのですね…?」



王様は肯定するかのようにふっと笑った



王「戦いの始まりなのだと知らせたまでだ
王妃は必ず何かを仕掛けてくる事であろう
気を抜くでないぞ?」


「はい…」



本当の戦いが今始まった…

共犯者 (MN)→←得体の知れぬ不安 (MN)



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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました!!ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが!!それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます!久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年7月5日 21時

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