＊ ページ3
私が『おめでとう』って言葉を発した事でユリも彼も心底ほっとしたようで…
そこからはのろけ話を散々聞かされた
相槌を打ちつつちびちび飲んで意識が朦朧としていくのをひたすら待つ時間を過ごす
だけど今日に限って全然酔えなくて聞きたくもない話を聞く破目になった
生き地獄とはまさにこの事
YR「そう言えばオッパの連れの方はまだ来ないの？」
JS「仕事がまだ終わらないみたいなんだ
凄く忙しい奴でさー」
YR「お友達？」
JS「いや
俺のいとこなんだ」
YR「いとこさんか〜
どんな人なの？」
JS「それは来てからのお楽しみ！
超イケメンなんだけど惚れちゃダメだからね？」
って頭をポンポンされたユリは滅茶苦茶幸せそうで…
一方私は鳥肌立ちまくり…
YR「私にはオッパが居るから大丈夫だよ？
あ！そうだ！
そのいとこさんをAが落としちゃうのなんてどう？」
全く…
どんな思い付きなんだ…？
なんて考えつつもう何杯目なのかすら分からないグラスを空にしてみる
YR「Aはイケメン好きだしさー
美人なのに今フリーな訳だし？
名案でしょ？
ね？オッパもそう思わない？」
JS「へぇ…
Aさんって今フリーなんだぁ？」
意味ありげな表情で私を見てる彼に向かって渾身の笑顔を取り繕う
「実は私って見た目の理想が凄く高いんですよー
だからまだ理想の相手とは出会えてなくて…
キムさんのいとこさんが私の理想のタイプだったら落としてみたいかもぉ」
なんてな！
高学歴高収入高身長だけど顔面が少し残念なあんたと付き合ってた時点で見た目重視な訳ないんだよ！
バーカ！
って心の中で毒づいてみると心が少し軽くなった
YR「じゃあほんとに理想のタイプだったら落としてみようよ！」
JS「アイツは落ちないと思うよ？
物凄〜く残念だけどね」
YR「どうして？」
JS「会ってみたら分かるよ
それにアイツの理想も相当高い所にあるからさ…
かなり厳しい闘いになると思う」
暗に私じゃ無理だって言ってるんだね？
滅茶苦茶悔しいけどさ…
そもそも落とす気なんてないから別にいい
YR「だけど当たって砕けろ精神で挑むならいいでしょ？」
ユリ？
それはダメじゃないか？
砕けるの前提はどうかと思うわ
そもそも私って無駄な事はしない主義
だからこの2人の関係を壊すような事もしないし…
理想高めなイケメンいとこさんとやらを落とす気なんて更々ないんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 902人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもも - 一気見です☺めっちゃ続きが楽しみです😊 (2022年12月7日 22時) (
レス) @page50 id: 077c8e977c (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - ソルさん、会いたかったよ(T_T) (2022年11月23日 5時) (レス) @page1 id: 2b2d8a03f5 (このIDを非表示/違反報告)
namim7600(プロフ) - Be With Youを読ませていただきました。2が気になります (2022年11月22日 14時) (レス) id: cd0fc08421 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 女性の怖さを改めてみたきがします。ヒロインちゃんどうかジンくんと幸せになって…本当にそれしか言えないよぉ。暑いので身体に気をつけてくださいね。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - みぃなさん» よくぞ言ってくれました！本当にその通り。きっと今は頭に血が上ってるだけだろうから直ぐに目が覚めますね。台風は大丈夫でしたか？暑い日が続きますがお互い頑張りましょう！ (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月1日 0時
