Fate’s Smile -Yunho-

帰ってほしい　(you) ページ25

結局ユノから帰国の許可を得る事は出来なかった
だけど子供みたいなユノが可愛くて戦意喪失した私が悪いんだって事は認めざるを得ない


このままだとユノの見た目と中身のギャップのせいで萌え死にする可能性も皆無ではなく…
そうなるとせっかく奇跡的に蘇ったのに元も子もなくなってしまうんだ


そしてその直後ユノの日本での仕事が決まって…
その時一緒に帰国出来る事になったんだ





そして今私は東京の自宅に居る



ミナ「やっと帰って来たんだね〜」


「長い事留守にしちゃってごめん
部屋の管理ありがとね？」



約二ヶ月留守にしてたけど部屋は塵一つない綺麗な状態
それはミナが時々掃除に来てくれていたからなんだ



ミナ「ハウスキーパーのお手当弾んでよ？」


「了解です…」


ミナ「それにしても愛の力って凄いわ〜
渡韓する前と比べて言葉もスムーズに出るようになってるし歩行も随分安定した
ユノさんはどんな名医よりも腕が良いんだろうね
って事でこれからはユノ先生って呼んだ方がいいよね？」


「好きにして」


ミナ「好きにしていいの？
じゃあお兄様って呼ぶわ」



ってミナはニヤッと笑った
何が言いたいのかは手に取るように分かったけど無言を貫いてみるとミナは大あくびを披露



ミナ「あ〜マジで眠い」


「じゃあ帰って寝れば？
夜勤明けなんでしょ？」


ミナ「帰ってほしいんだ？」


「うん」



正直一刻も早く帰ってほしい
何故なら…



ミナ「お兄様来るんでしょ？
目の保養してから帰ろうっと！
ちょっと寝るからお兄様が来たら起こしてよ？」



そう…
この後ユノが来てくれる事になってる


だから本当に帰ってほしいのに…
ミナはソファーに寝転がるとあっという間に寝息を立て始めてしまったんだ

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