プレゼント 2 (yunho) ページ22
昨年よりもずっと寒いクリスマスの夜…
だけど心が温まった事で寒さなんて気にならなくなった
それでも病み上がりのAさんに風邪を引かせたくないから直ぐに家に連れて帰った
そしてリビングに足を踏み入れたAさんは目を丸くしたんだ
A「これって…」
「Aさんと過ごした時間を忘れたくなくて…
東京を離れる日に写真を撮って帰って来たんだ」
Aさんが手にしているのはベッドの上で眠るAさんと俺を写した写真…
A「そうだったんですね…
私はこの時寝てたんでしょうか？
全然気づかなかったです」
「もしかして声とか聞こえてたの？」
Aさんは苦笑いで頷いた
A「意識が体に戻ってからも声や周りの音は聞こえていました」
「じゃあ…
もしかして俺が気持ちを吐露したのも聞いてた…？」
A「はい…」
もしかしたらそうじゃないかとは思っていたしそうであってほしいと願ってた
だけどそれが肯定された事で一気に恥ずかしさが込み上げて来て全身が熱を帯びコートを脱ぎ捨ててしまいたいほどだ
何も言えない俺を見るAさんの目が不安そうに揺れ始めた
A「もしかして気持ちが変わってしまいましたか…？
それとも全部嘘だったとか…？」
「そんなはずない！
あれは嘘偽りない俺の思いだったし今もその気持ちは変わってないよ？」
A「それなら良かったです…」
安堵の涙を見せたAさんは写真立てを元の場所に戻すと俺に抱きついた
A「あの時は伝える事が出来なかったんですけど…
私もユノさんの事が好きで好きで堪りません…」
「うん…知ってる」
A「え…？」
「だってわざわざ会いに来てくれたって事はそういう事でしょ？
それにさ…今もこうして強く抱きついてるんだし…
ファンと言う域はもうとっくに超えてるんだよね…？」
頬を紅く染めながら俺を見上げたAさんに粉雪のように穏やかで優しいキスを降らせる
そしてお互い心も体も制御出来なくなってしまって…
今年のクリスマスプレゼントはお互いに『自分自身』と言う結果になった
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waka(プロフ) - 目覚めてよかった！！それにしても爺さん婆さん酷すぎ！！！！ユノ素敵💕 (2022年5月23日 10時) (
レス) @page40 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 奇跡いいね。良き良き(笑)。ユノに嫁いでソウル在住いいわ〜。夢ならなんぼ見てもいいでしょ？(笑) (2021年11月10日 23時) (レス) @page40 id: 2a368a7c48 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ここまで一気に読んできました。ユノ〜改めて男前！爺婆の撃退はスカッとしたわ (2021年11月6日 9時) (レス) @page40 id: 27a93b8085 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ゆきさん» こちらこそお読みいただいてとても嬉しいです。続きもよろしくお願いします。 (2021年11月5日 23時) (レス) id: 7196fdcd67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 久しぶりに、読むことができて嬉しいです。楽しませてもらいまさした。また、続きを待ってます。 (2021年11月5日 22時) (レス) id: e0cbb3113d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年10月26日 1時
