元夫婦 −JN−【1】

＊　(JH) ページ7

マンションから車で5分の場所にある保育園に到着


朝から子供たちの元気な声が響いてて…
いつ来ても元気をもらえる場所なんだ


テヤンは出迎えてくれた先生の元へと駆けて行った


そしてバイバイして近くに停まる車に向かおうとした時…
教室の方からオルガンの音が聞こえてきた


元気に歌い出した子供たちの声に混じって時折聞こえる先生の歌声…


自然と足が止まった


耳に届くその先生の歌声がヌナの声に聞こえてどうにもならなくて…
ユンギヒョンも教室の方を振り返りフリーズしている


練習生の頃誰もが憧れていた歌姫こそジニヒョンの最愛の人で…
天使の歌声と称されたその歌声と先生の声は酷似している


この歌声を聞いた時ジニヒョンはどうするのだろう？
心惹かれてしまったりしないだろうか？


徐々に目に涙が溜まって行く



YG「仕事に遅れっから行くぞ？」



何かを吹っ切るかのような表情のユンギヒョンに促されて…
後ろ髪惹かれながら溢れ出す寸前だった涙を拭いユンさんの待つ車へと急いだ


車が走り出すとユンギヒョンは車窓からの眺めに目を置いて…
その頬を伝う一筋の涙が胸を締め付けた

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