元夫婦 −JN−【1】

＊　(JN) ページ24

帰宅して直ぐAの写真を見せて…
そこにはAのネックレスがはっきりと写っててテヤンは凝視している



「テヤン？
本当にこれと同じだった？」


テヤン「うん」


「本当に！？」


テヤン「うん」


「本当に本当！？」


テヤン「うん」


「本当にこれと同じだったの！？」



我ながらほんとにしつこい



YG「ジニヒョン？
子供みたいに大声出してどうしたんだよ？」



寝室のドアの所には不機嫌そうなユンギが立ってて…
半ば強引に中に引き入れてネックレスの話を聞かせるとユンギは目を丸くしたんだ



YG「テヤン？
間違いないのか？」


テヤン「うん！
絶対同じ物だったもん！
変な形だから間違えないよ！」


YG「冗談だろ？」



ユンギはまだ信じきれていないようで…
眉間にシワを寄せながら自信満々な様子のテヤンを見つめている



YG「でもさ…
もしテヤンの話が本当ならそういう事なんだよな…？」



ユンギが導き出した答えもきっと俺と一緒…



「もし本当ならサラン先生はAって事になる
でもそれならどうして俺たちの事が分からないんだろう？」


YG「俺が引っ掛かってんのもその点だよ
サラン先生は俺たちを見ても全く反応を示さなかったからな
でもあの不格好なペンダントトップ…
世界中探しても一つしかないだろうし…
テヤンの言う通り同じ物ならサラン先生は間違いなくAヌナだって事になる」



ユンギの言う不格好なペンダントトップを作り上げたのは紛れもなくこの俺で…
ハートのつもりで作ったのに出来上がったのは得体の知れない物体だった


それでもAは凄く喜んでくれて…
それ以降首元からはずす事はなかったんだ

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