疑念と確信 (SH) ページ9
私の頼みを聞いたジョングクは目を丸くした
それはAも同じで…
A「世子様？
何を仰っておられるのですか？」
JK「どうしてそんな大切な役目を俺に…？」
「何故なのであろうな…
でも君だと思ったのだ」
ジョングクの澄んだ目を見てそう感じた
それにあのチョン内官の息子であると言うだけで信頼に値する
「仕事の時だけで良いから翁主をそばに置いてほしいのだ
その時間が翁主にとって安らげる時間となればそれで…
どうか引き受けてはくれぬか？」
JK「分かりました…」
「そうか…
翁主も良いな…？」
Aは俯いたまま心ここに非ずな状態
「翁主？
どうしたのだ…？」
A「世子様は何故そんな酷な事を仰るのですか…？」
「え…？」
A「どうしてなのですか…？」
私は何か間違った事をしようとしているのか？
Aの目からこぼれ落ちた涙を見たジョングクの右手が拳を作る
何かを堪えているかのように…
JK「翁主様…
必ず心安らげる時間にすると約束します
だからどうか泣かないでください…」
見つめ合った2人…
何故かジョングクの目も潤んでいるように見える
「まさかお前たちは…」
導き出した答えを口にしようとしたその時…
公主がやって来た
公主は慌てて涙を拭ったAを一瞬睨みつけた後不敵な笑みを作り出した
公主「翁主…
何故泣いておるのだ？」
A「泣いてなどおりませぬ！」
一瞬で公主の顔から笑みが消え失せた
公主「この公主に嘘をつくでない！」
ゆっくりとAに歩み寄った公主は突然Aに平手打ちを食らわせその胸ぐらに掴みかかった
それを目の当たりにしたジョングクは躊躇う事なく公主の手首を掴みAから引き離した
強い目で公主を睨みながら…
私の中の疑念が確信に変わった瞬間だった
やはりジョングクとAはお互いを知らない仲ではない…
強きを挫き弱きを助く (You)→←世子様の頼み事 (JK)
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
