負けない (JK) ページ50
そして床入りの儀当日の朝を迎えた
奇しくも今日は一日オフで…
朝一から準備なる物が始まった
失敗が許されないミッションを前に俺だけでなくイ尚宮もシム内官も緊張の面持ちだった
そして世子様とAには会えないまま日が暮れ…
誰に見られているかも分からないためちゃんと例の物を飲むふりをした
イ尚宮「ジョングク様…
これで準備はすべて整いました
では参りましょう…」
イ尚宮とシム内官と共に公主様が待つ建物へ向かう
その途中の庭…
桜の木の下に座っていたAは珍しく翁主の衣装を身に纏ってて…
本に目を落とすその美しい横顔が憂いに満ちているように見え胸が酷く締め付けられた
イ尚宮「翁主様も落ち着かないのでございましょう
ジョングク様…刹那翁主様とお話しくださいませ
私たちが見張っております故…」
チョン内官「ジョングク様…
ぜひそうなさってください」
2人に感謝しながらAに近付いた
「A…？」
俺に気付いたAの目から涙がこぼれ落ちて…
堪らず抱きしめてしまった
A「誰かに見られたら大変だよ？」
「大丈夫
心強い味方がちゃんと見張ってくれているから…」
A「そっか…」
「必ず上手くいく
だから心配しなくていい」
A「うん
いい報告を待ってるね？」
「成功したら本当にご褒美くれるんだよね？」
A「勿論
ちゃんとジョングクが望む物を与えてあげる」
「何があっても成功させて見せるから…
じゃあ行ってくるね？」
A「行ってらっしゃい」
Aを解放した俺はAに背を向け2人と共に一歩踏み出した
A「ジョングク…愛してる…」
パタパタと駆けて来て俺の背中に抱きついたA…
俺は迷う事無く振り返りAを抱きしめキスを落とす
この事で勇気をもらったのは俺の方で…
この勝負…絶対に負けない
そう決意してAと共に生きる明るい未来に向かって大きな一歩を踏み出したんだ
−『王女の男 −JK− 第一章』 完−
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
