最初で最後の男 (JK) ページ45
俺がこの王宮内で出会いその後たまに一緒に遊んでいた公主様…
それはAだった
だけど当時のAの顔は思い出せない
どうしてなんだ…？
世子「お前と再会し親友となった後もAがどうしてあの時の公主が自分だと話さなかったのか…
私はずっとその事が疑問であったのだ
だが今なら何となく理由が分かる…」
「俺にAの事を思い出してほしかった…？」
世子「あぁ…
きっとそうなのであろう
だがお前は思い出さなかった」
「はい…
そんな自分が情けないです」
世子「随分昔の話だ…
その相手に恋心でも抱いていない限り覚えていなくとも無理はない」
「恋心…？」
世子「分からぬのか？
意外と鈍い男なのだな…」
「すみません…」
世子「まぁ良い
お前たちは今お互いを想い合う仲だ
だから特別に教えてやるとしよう
何故Aがあの夜の事を色濃く覚えているのか…
それはお前に恋心を抱いていたからなのだ」
「俺に…？」
世子「そうだ
私からこの事を聞いた事はAには内密に頼む
Aに知られたら怒られてしまうからな…」
「はい…」
世子「ついでにもう一つ良い事を教えてやろう
Aにとってのお前は最初で最後の男なのだ」
「最初で最後の男とは？」
世子「Aにとってはお前が初恋…
その後もAがお前以外の男に心を奪われる事はなかったのだ
それはこの先もずっと変わらぬであろう
だから最初で最後の男なのだ
他意はない」
世子様は何故か頬を紅く染めている
深い意味がある…絶対に…
でも俺はその答えを知っている
あの夜知ったんだ
Aにとって俺は初めての男…
それならば何があってもAの最後の男でありたい
世子「私はもう帰って休む事にする
お前もゆっくり休むと良い
じゃあまた夜にな…」
世子様は頬を紅く染めたまま足早に去って行った
きっと凄く純粋な方なのだろう
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
