威厳 (MN) ページ38
翁主は私とシム内官の間に立った
シム内官を守るかのように…
翁主は世子様によく似ている
「翁主…何の真似だ？」
A「臣下に手を上げるなど言語道断でございます」
「長い事王宮の外で暮らしたせいで王族としての威厳をも失くしてしまったのか？
嘆かわしい…」
A「王族の人間だからこそでございます」
「翁主…気は確かか？」
A「強気を挫き弱きを助く…」
「何を言っておるのだ？」
A「分かりませぬか？
そのままの意味でございます」
「お前はやはり公主には相応しくなかった
弱きを助くと言うのなら見せてもらうとしよう」
チョン内官「公主様！
おやめください！」
チョン内官の叫び声を無視し翁主に平手打ちを食らわせてやった
この前よりずっと力を込めたせいか翁主は床に崩れ落ちた
チョン内官「翁主様！」
A「チョン内官…
心配には及ばぬ」
駆け寄ったチョン内官に優しい笑顔を見せた翁主はゆっくりと私を見た
その眼差しは今までに見た事もない程鋭くまるで刃のよう…
A「挫くべきはやはりお前だったのだな…
ミニョ…」
「ミニョだと…？」
A「世子様の仰った通りだった
私の中でももうお前は公主様ではなくただのヨジャだ
ミニョと呼んでもらえるだけありがたいと思うが良い」
これ程までに強く冷たい翁主の声色を聞いたのは初めてで背筋が凍りそうだ
A「何もかもを返してもらうとしよう…
覚悟しておくのだ…ミニョ！」
公主だった頃の威厳を取り戻したかのように凛とした翁主
翁主も私同様王様の娘なのだと実感した瞬間だった
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
