無茶苦茶 (JK) ページ28
何だか気まずくて夕飯も取らずに籠城
そして深夜になってから入浴するために部屋を出た
結局Aはソファーで寝たらしく毛布に包まり静かな寝息を立てていて…
あどけないその寝顔に目を奪われダメだと分かりつつもAに近寄る
そして我慢出来ずに触れたAの頬…
その温もりであの夜の記憶が鮮明に蘇り涙が溢れ出て止まらなくなった
A「ん…ジョングク…？」
うわ言のように呟いたAがゆっくりと目を開けたから慌てて涙を拭った
A「やっぱりジョングクの手だったんだね…」
Aは俺を見てふわっと微笑んだ
翁主ではなくいつものAの口調に戻っていた事が嬉しくてまた目元が熱くなる
「どうして俺の手だって分かったの…？」
A「あの夜のジョングクの温もりを忘れたりはしないよ…」
想像もしていなかったAの答えに胸が高鳴る
A「ねぇジョングク？
私…考えたんだけどね…
私をジョングクの愛人にしてくれない？」
「愛人！？」
A「公主様の夫であるジョングクの愛人に…」
Aが俺の愛人…？
そんなの嫌だ
「そんな事は出来ない」
A「もしかして公主様に気持ちが向いちゃった…？」
そうじゃないんだ…
そんな事あり得ないんだ…
「翁主様であるAが俺の愛人になるなんてダメに決まってるでしょ？」
誰かにそんな事がばれたらAは王宮から追放されてしまうかも知れない
公主の位を失ったAから翁主の位まで奪ってしまうのは絶対に嫌だ
A「そうだよね…
変な事言ってごめん
今の話は忘れて？」
消え入るような声でそう呟いたAは目を閉じた
その目尻から溢れ出た涙を見て素直な想いを告げるべきなのだと思った
「Aを愛人にはしたくない
だけど俺の女にはしたい
俺だけの物に…」
俺は無茶苦茶な事を言い放った
だけどこれが俺の素直な気持ちだ
Aは目を丸くして俺を見つめている
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
