オモニ （You) ページ18
ジョングクと出会った夜もこんな夜だった…
あの夜…
眩しい月明かりに誘われ庭の散歩に出た
そして私は出会ったんだ
天使のように美しいジョングクと…
イ尚宮「そのお方は月の使者なのかも知れませぬ」
「え…？」
イ尚宮「月におられるウォル様から翁主様を守るようにとの命を受けた者…」
「あぁ…
オモニは月におられるのだったな…」
オモニを失い泣き暮らす私にイ尚宮は言った
オモニは月に帰っただけでいつも私の事を見守ってくれているのだと…
イ尚宮「ウォル様は今宵の月のようにとても美しいお方でした」
月を見上げるイ尚宮の頬は微かに緩んでいるように見える
その横顔にオモニのそれが重なる
オモニ…
もう一度だけでいいから会いたい…
「イ尚宮…
心からそばに居てほしいと願うと皆私の元から去って行くのだ
月に帰られたオモニも…彼も…
何故私を1人にするのだ…？」
イ尚宮「翁主様…」
「イ尚宮…
私が公主であったあの頃に戻りたいと願うのは罪な事だと思うか…？」
イ尚宮「いいえ
私にとっては今でもA様だけが公主様でございます」
「そうか…
それはこの上なく有難い事だ」
私は公主としてこの世に生を受けた
私のオモニは側室ではなく王妃だったから…
だけどオモニの死によって私は王と王妃の子である公主と言う位を失った
それはオモニが生前大罪を犯していたとの噂が立ったせいだった
それ以来私とオッパは側室の子と言う扱いになった
現王妃は元は側室
だから公主様は元は翁主だった
イ尚宮「翁主様…
負けてはなりませぬ」
「え…？」
イ尚宮「戦うのです」
「誰と戦えと…？」
イ尚宮「王妃様と公主様とです」
「何故戦わねばならぬのだ？」
イ尚宮「何もかもを取り戻すためにでございます
公主という位も…
王妃であったウォル様に対する皆の信頼も名誉も…
勿論彼の事もでございます」
戦いに勝てばその全てが取り戻せる…？
もしその全てを取り戻せるのなら私は迷わず戦おう
そして何があっても負けない
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ソル(プロフ) - にゃんこさん» はじめまして。レス遅くなりすみません。お読みいただき本当にありがとうございます。続きは徐々に公開していきますので気長にお待ちいただければと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - はじめまして。BTSさんのファンになって日が浅い新参ものです。とても素敵なお話ですね。続きが気になります☆続きが物凄く気になりながら今か今かと心待にしております。無理をなさらず頑張ってください。 (2021年6月29日 15時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月31日 21時
