＊ (YG) ページ16
楽しみにしていた恋人同士になって初めての朝食は次回にお預けとなってしまった
何故なら冷蔵庫が空っぽだった上に東京での仕事のため早めに出発しなければならなかったからだ
「今度はAが作った朝食を一緒に食べたい」
そして余韻に浸りたい
A「次はそうしましょうね？」
「それと…
今度会えた時もっとカズさんの事を教えて？
やっぱりカズさんの彼女さんの事が何だか引っかかってさ…」
A「分かりました」
昨夜のAの話だと彼女さんは葬儀には現れずそのまま連絡が取れないとの事
その事を聞いてからずっとカズさんの葬儀の日付とスジンが消えた日付が近い事が妙に気になってて…
勿論隠す事なくAには話しておいた
A「カズの両親から色々聞いておきますね？」
「うん…頼むね」
A「でももし本当にカズの彼女とユンギさんの親友のスジンさんが同一人物だったらびっくりですよね…」
「そうだね
でも多分違う…」
だってスジンは…
A「だけど可能性はゼロではないですよね？
もし同一人物だったらスジンさんの行方を探す手がかりが見つかるかも知れません」
「うん…そうだね
じゃあ俺はもう行く
ここの鍵は郵便受けに入れておいて？
後で事務所のスタッフが回収に来てくれるらしいから」
A「分かりました」
俺の後をついて玄関に来たAを『浮気するなよ？』って抱きしめる
A「浮気なんてしませんって…
ユンギさんこそしないでくださいね？」
「呼び捨てにしてくれたらしないけど？」
A「ユンギさんの願い事はもう叶えてあげたからダメです」
「ケチ…」
A「聞こえてますよ？」
「聞こえるように言ったんだし」
A「ユンギさんって子供みたいですね」
Aは優しく俺の頭を撫でてくれた
A「早く行かないと遅れますよ？」
「分かってる
でももう少しだけ…」
タイミング悪く急かすようにインターフォンが鳴って…
A「ほら…きっとジンさんですよ？
出てあげてください？」
案の定ドアの向こうから俺を呼ぶヒョンの声が聞こえてきて…
それでもAを解放出来なくて…
A「ユンギ…
行ってらっしゃい…」
呼び捨てとタメ語に驚き解放するとAは真っ赤な顔で俺をチラ見して微笑んだ
「じゃあ行ってくる…
また直ぐに会いに行くから待ってて？」
A「待ってる…」
照れくさそうに笑ったAにキスし部屋を後にした
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (
レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか？ (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月30日 1時
