* (You) ページ38
始まったのは本音をひた隠しにしての心理戦
一体何してんだろ?なんて思いつつも負けたくなくて…
「分かった…
私たち終わりにしよう?」
YG「え…」
まさかの返答だった?
私が別れたくないって泣いて縋るとでも思った?
甘いよ…ユンギ…
忘れた?私は変わり者なんだよ?
一筋縄ではいかない
YG「お前…本気?」
「だって別れたいんでしょ?」
YG「それは…」
「私って去る者は追わない主義なの」
YG「俺への想いはその程度だったんだな」
「そっちこそ
簡単に別れようって言うなんてあり得ない」
ユンギはため息をついた
YG「本気な訳ないだろ
バカ」
「私はバカじゃない
本気じゃない事くらい分かってたし」
YG「一体何なんだよ?
ったく…
偽りだらけの心理戦はもう終わりだ
終わり終わり!」
「勝手に終わらせんな!」
YG「はぁ?」
暫く睨みを利かせていたユンギだけど徐々に目が優しくなって…
YG「全部俺が悪かったよ…
あの時情にほだされてスジンの気持ちを受け入れたりしなければこうしてAを苦しめる事はなかったんだ
ほんとにごめんな?」
「私もごめん…」
YG「何に対しての謝罪?」
「距離を置こうって言った事もうそうだし…
ユンギが他の女性と…って話の時に嘘をついた事も謝る
ユンギが私以外の人となんて考えただけで胸が痛むの
ほんとはその時に泣かない自信なんて微塵もない」
YG「だったら俺のそばから離れずに俺を縛っとけ」
ユンギにはそんな趣味が…?
んな訳ないか…
YG「お前今変な想像しただろ?」
お見通しかよ
YG「ほんと変な奴」
「そんな私の事が好きなユンギだって変だし」
ユンギは否定する事なくふっと笑った
YG「スジンとの事はちゃんとするって約束するから絶対に俺のそばを離れんな
頼むから俺を1人にしないでくれ…」
命令からの懇願…
不安そうに私を見つめるユンギの目が捨てられた子犬のようで愛しい
「ユンギ…?」
YG「ん?」
「使ってる香水の銘柄教えて?」
YG「はぁ?」
「教えてくれたら何があってもユンギを1人にはしないから
ね?いいでしょ?」
YG「ったく意味不明な奴だな…
この状況でそれ聞くとかマジでバカなんじゃね?」
なんて悪態つきながらも教えてくれた心優しきユンギ…
YG「これで契約成立な?
一生俺から離れんなよ!?」
「りょ〜」
YG「返事軽っ!」
ってユンギは笑い出して…
雨降って地固まった感じになったらしい
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時