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ひんやりとした神社の床が、いつもは肌寒いと感じるのに、
その日の私の体はいつまでたっても火照ったままだった。
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薄く目を開けると、私の上で揺れる慧の肩に、あと少しでずり落ちそうな着物が引っ掛かっているのが見えた。
こんなものいらない。
今の時間だけは、二人の間に少しの隔たりもあってほしくない。
このまま溶け合って、いっそ一つになってしまえばいいのに。
手を伸ばしてその着物をずるりと引いた。
彼の白い肩が、部屋に差し込む月明かりに白く浮かんで見えた。
私の行動に、ほんの一瞬驚いたように目を見開いた彼は、
すぐ嬉しそうに目尻を下げて、私の上に覆い被さった。
慧「ほら、…全然子どもじゃないよ、Aは」
耳元で聞こえた声は、低く掠れて切なく響いた。
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そうかな。
じゃぁもう私は大人になったっていうこと？
どうだろう。大人って何かなぁ…
A「っ…！」
ほんの一瞬頭をかすめた思考はすぐに、真っ白な火花みたいに消えてしまった。
あとはただ、されるがままに昇っていくだけ。
A「慧…、」
その細い体に脚を絡ませて、何度も彼の名前を呼んだ。
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慧、
私たちこれからどうなっちゃうんだろうね。
誰にも言えない秘密を抱えて、私たちが向かっているのは天国？
それとも、地獄？
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ばぶてり - とりあえず今出ている分まで全て読みました。すごく物語を作るのが上手く違うのも読みたい！と思って他の作品も見に行ったらまさかの前に読んでいた作品のほとんどが作者様でした。今まで色んな人の作品を読んできましたが、この作品が1番好きです。応援してます！！！ (2020年8月23日 9時) (
レス) id: 9d1b03072c (このIDを非表示/違反報告)
° * 。いのくま。* ° - 待ってました！現実世界、お疲れ様です！慧くん、どうなっちゃうの…？！というハラハラが止みません！最終話を読んでも感動で胸一杯になると思います。ちゃみ様の小説の世界観が大好きです！そして小説も！はな壱もんめ！ラストスパート、頑張ってください！ (2020年6月29日 1時) (レス) id: e41447f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
この(プロフ) - 待ってました！！読んでるだけ自分が主人公になったような感覚になり、ハラハラドキドキしてます！！この時期いろいろと忙しいかと思いますが無理をなさらずちゃみさんのペースでゆっくり書いてください！上から目線な感じになってすみません、楽しみに待ってますね！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 2ec27d7b3e (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾様Love.@七星 - 伊野尾様はこれからどうなるのか…涼介様はどうするのか…夢主cはどの道を進むのだろうか…。伊野尾様はそのまま素敵で涼介様は夢主cを想っているのが凄く伝わるし…。結末、楽しみにしておりますっ！ (2020年6月8日 15時) (レス) id: e41447f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾様Love.@七星 - お久しぶりです！この自粛中お引っ越しをしまして、ネット工事ができず…むずむずしておりましたw久しぶりにみたちゃみ様のはな壱もんめ！感動して涙が溢れましたw (2020年6月8日 15時) (レス) id: e41447f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみ
| 作成日時：2020年5月1日 0時
