#72 ページ25
光「ってゆーかいのちゃんは?」
A「あ、さっきまでいたんだけど。彼女さんが、来て、」
光「あ、そうなんだ。…ん?え、それって」
あーあ。
勘の良い光には、きっともうこのやり取りで何もかもバレちゃったな。
諦めて顔を上げたら、目の辺りに違和感
A「…!コンタクトずれた…!」
光「ふは、お前忙しいやつだな」
A「んん、」
瞬きして元に戻そうとするもうまくいかず、ちがう意味での涙がぽろぽろと溢れてきて
A「いたた、」
光「ちょ、落ち着けって、」
光が、私の肩に手を置いて、目元を覗き込んだ。
光「上向いてみ」
A「ん、」
光「あ、あったかも。ゆーっくり瞬きして」
A「んん、…あ、戻った!」
光「はい解決〜」
言いながら元の位置に戻った彼は、にこにことこちらを向いて笑う。
光「で、気持ちがどうしたって?」
A「…もうだいたいわかってるくせに。」
光「はっは、確かに」
そう言ってほい、とポケットティッシュを渡してくれた。花粉症だからいつでもポケットに入ってるんだよね。
目元を拭って深呼吸をしたら、いくらかすっきりした気持ち。
その時ぶーん、とスマホが震える音。
光がスマホを取り出して、画面を確認して、すぐに仕舞った。
けど、ちらっとだけ画面が見えちゃった。『着信中 : 麻帆』…
920人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とまと(プロフ) - 深夜に一気読みで号泣でした、、こんなステキな作品に出会えたこと、とても嬉しいです!、これからも応援してます、頑張ってください!! (2019年12月31日 2時) (レス) id: e7e27b9562 (このIDを非表示/違反報告)
Nana - いつもドキドキしながら読んでます!最近更新の頻度が高くて嬉しいです!すれ違いってせつないですね、、彼女さんもいい子みたいだし登場人物が皆いい人なので皆に幸せになってもらいたいです続きも楽しみに待ってます! (2019年11月17日 0時) (レス) id: 2ec27d7b3e (このIDを非表示/違反報告)
sayo(プロフ) - 切なくて切なくて、先が気になって仕方ありません。毎回、おもしろ度を最高につけたいのに既に投稿済みで無効になってしまうやるせなさ…ついにコメントまでしてしまいました。更新、楽しみにしています。 (2019年11月12日 19時) (レス) id: 8f2791b52a (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 100票目をいただきました!すぐ駆けつけられなくてごめん( ; ; )ちゃみちゃんの書く伊野尾くんは柔らかくて可愛くて大好きー!楽しみにしてます(*^▽^*) (2019年10月31日 20時) (レス) id: 135a6c956f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃみ | 作成日時:2019年10月26日 23時