(side Daiki) ページ29
涼介「ちょ…急にデカイ声出すなよ」
思い出した!思い出した!
あの子の名前も、どこで見たのかも…!!!!
大貴「いのちゃん!いのちゃんまだ起きてるかな!?」
涼介「ハァ?だいぶ前に帰ったじゃん、もう寝てるっしょ」
大貴「ちょ、運転手さん急いでもらっていいすか!?」
「もう着いたから落ち着け」
大貴「あっマジか!俺先に出る!」
.
涼介「ちょ…何アレ酔っ払い?怖ぇ〜」
背後で山田の呆れたため息を聞こえたけど、今それどころじゃない!
慌ててタクシーを降りた瞬間、腕の辺りにぽつんと落ちて来た冷たい雫。
大貴「やっべ!雨かよ!」
急がなきゃ。早くしなくちゃ、あの子が帰っちゃう…!
.
見間違いかもしれないし、勘違いかもしれないし。
そもそも何年も前に一瞬だけ見せてもらった(いや勝手に見た、な気もするけど)写メだけで、彼女の顔なんて覚えてる方がおかしいと思うのに。
でも、なんか絶対そうなんだ!そうな気がする!
頭に浮かぶのは、BEST会の夜、ひどく酔っ払っていたいのちゃんのこと。
.
今から思い返しても不思議。
こんなこと後にも先にもこの時だけ。
その夜の俺は、今見たことををどうしても彼に伝えなきゃいけない気がして、
いのちゃんの部屋めがけて全速力で走った。
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いく(プロフ) - 完結おめでとうございます。2人のお話が大好きです。もう一度出会えてここまでこれたのもとっても嬉しいです!! (2019年9月5日 16時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 終わってしまった!大好きな2人のお話だったので嬉しさと淋しさでいっぱいです。素敵なお話を共有させていただいてありがとうございました!また、この2人にも新しいお話にも、近い内お会いできる事を楽しみにしてます!最高でした!! (2019年9月5日 11時) (レス) id: 0f82e6a95a (このIDを非表示/違反報告)
Minami(プロフ) - こんなにも素晴らしいお話を書いてくださりありがとうございます!大好きです。ぜひ続編書いて欲しいです! (2019年9月5日 10時) (レス) id: 2aa9c6ae3e (このIDを非表示/違反報告)
侑和姫(プロフ) - 終わって欲しくないです!未来の話とかたくさん書いて欲しいです! (2019年8月27日 17時) (レス) id: c8a348212a (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - 2人の子供の話とかずっとこのお話読んでいたいです! (2019年8月19日 7時) (レス) id: ddb27fd106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃみ | 作成日時:2019年4月9日 23時