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(side Daiki) ページ28

大貴「ふぇっくちょ!」


涼介「うーわ、口塞いでやってよ大ちゃん」


大貴「ごべん」


「エアコン止めてもらえますか?」


「あ、ハイ」


マネージャーに声をかけられ、タクシーの運転手がエアコンのスイッチを切った。


結局けっこう飲んじゃって、ホテルの近くの店だったけどタクシーで帰ってきた。

今は、ホテルの目の前の大きな公園の前で停車中。こんな時間なのに信号動いてんだ、けっこう都会なんだなここら辺。



ぼーっとそんなことを考えながら、窓から見えた公園の噴水を眺める。
近くのベンチに女の子が1人で座っていた。

こんな時間に1人で何してんだろ。
彼女を見ているうちに、なんだかその顔を見たことがある気がしてきた。



うぉ、なんだろこの感じ。
でも彼女に会うのは初めてじゃない気がする。

なんだろう、なんか浴衣…浴衣が思い浮かぶ。
見た気がする。彼女が浴衣を着てるとこ…でもどこで…?





涼介「なーに大ちゃん、あーいう子タイプ?」



山田がニヤニヤしながら俺にもたれかかってくる。甘いムスクの香り。



涼介「あ、けっこーカワイイ」


大貴「……。」


涼介「なーにしてんだろね?こんな時間に1人で」


大貴「……。」


涼介「大ちゃんー?」



その時、噴水のライトに照らされてほんの一瞬、彼女の胸元が赤くきらめいて、

それきりライトも噴水もパタリと止まった。





本当に、まさにその時。







大貴「あー!」






ビビビ、と何かが俺の中で繋がった感じがした。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 増田貴久   
作品ジャンル:恋愛
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いく(プロフ) - 完結おめでとうございます。2人のお話が大好きです。もう一度出会えてここまでこれたのもとっても嬉しいです!! (2019年9月5日 16時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 終わってしまった!大好きな2人のお話だったので嬉しさと淋しさでいっぱいです。素敵なお話を共有させていただいてありがとうございました!また、この2人にも新しいお話にも、近い内お会いできる事を楽しみにしてます!最高でした!! (2019年9月5日 11時) (レス) id: 0f82e6a95a (このIDを非表示/違反報告)
Minami(プロフ) - こんなにも素晴らしいお話を書いてくださりありがとうございます!大好きです。ぜひ続編書いて欲しいです! (2019年9月5日 10時) (レス) id: 2aa9c6ae3e (このIDを非表示/違反報告)
侑和姫(プロフ) - 終わって欲しくないです!未来の話とかたくさん書いて欲しいです! (2019年8月27日 17時) (レス) id: c8a348212a (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - 2人の子供の話とかずっとこのお話読んでいたいです! (2019年8月19日 7時) (レス) id: ddb27fd106 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃみ | 作成日時:2019年4月9日 23時

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