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「乾杯〜！」
ホテルのベッドの上で、部屋着でゴロゴロしながら女子3人、持っていた缶をこつんとぶつけ合った。
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唯香「いや〜さっきのAにはびっくりしたわ」
詩織「もう平気？」
A「うん、もう全然大丈夫！」
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アンコールの前、最後の曲が始まった辺り。
『詩織、唯香…、』
2人が、ん？どした？って視線をくれて、
『今夜本当に来てよかった…ありがと…』
『え！？ちょ、Aー！』
ふと気が緩んだ瞬間、急に目の前が真っ暗になったのだ。
後から2人に聞いたら私は、ありがとう、と呟いたあと後ろにひっくり返って倒れたらしい。
気が付いたら医務室にいて、スタッフさんと思しき黒い服を着た人に怪我がなかったか入念に聞かれ、
なんともないことがわかって解放された頃には、とっくにコンサートは終わっていた。
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唯香「さっきあれだけ食べられたしね。なんか安心したよ」
詩織「私より食べてたもんねA！」
A「あはは、そうかも。ほんっとごめんね、今後気をつける」
そういえば緊張のあまり朝からほとんど何も食べていなかった気がする。
長時間立ちっぱなしでいたことも災いして、貧血になってしまったようだ。
A「ごめんね、コンサート最後までいられなくて」
詩織「私たちは全然！もう大満足だよー！」
唯香「知念ちゃん私の団扇ぜったい指差したんだ」
詩織「分かるよー！その瞬間見てた！聞いてよ高木くんはね、」
盛り上がる2人をツマミにノンアルコールのカクテルを傾ける。念のため今夜はお酒はやめておいた。
唯香「それにさ…伊野尾くん、」
ね、と唯香が目配せしたら、詩織の表情もぱぁっと華やいだ。
詩織「ふふ！」
唯香「絶対！気付いてたよ！ね？」
詩織「ねー！もう後半なんてめちゃくちゃAロックオンだよー！」
A「やっぱり…そう思う？」
2人に言われると、やっぱり自惚れではなかったのだな、と実感が湧いてきて、とくとくと鼓動が速くなった。無意識に、胸元の赤いハートに触れる。
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いく(プロフ) - 完結おめでとうございます。２人のお話が大好きです。もう一度出会えてここまでこれたのもとっても嬉しいです！！ (2019年9月5日 16時) (
レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 終わってしまった！大好きな2人のお話だったので嬉しさと淋しさでいっぱいです。素敵なお話を共有させていただいてありがとうございました！また、この2人にも新しいお話にも、近い内お会いできる事を楽しみにしてます！最高でした！！ (2019年9月5日 11時) (レス) id: 0f82e6a95a (このIDを非表示/違反報告)
Minami(プロフ) - こんなにも素晴らしいお話を書いてくださりありがとうございます！大好きです。ぜひ続編書いて欲しいです！ (2019年9月5日 10時) (レス) id: 2aa9c6ae3e (このIDを非表示/違反報告)
侑和姫(プロフ) - 終わって欲しくないです！未来の話とかたくさん書いて欲しいです！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: c8a348212a (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - 2人の子供の話とかずっとこのお話読んでいたいです！ (2019年8月19日 7時) (レス) id: ddb27fd106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみ
| 作成日時：2019年4月9日 23時
