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翌朝から、夢みたいな生活が始まった。
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A「別に残り物詰めてるだけなんだけど、ついでだから作っといた。はい。」
慧「うっそでしょ…！」
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慧「いってらっしゃい。ちゅーする？」
A「しません！」
慧「ちぇ」
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慧「A〜！おかえりぃ！早かったね！」
A「うぇ、くるし、」
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手作りのお弁当とか、『いってらっしゃい』『おかえり』とか、
ずっとずっと憧れてて、全部ぜんぶ初めてで、夢みたいで。
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慧「うんま！」
A「慧って何食べても美味しいんだね？」
慧「んなことねぇし。Aのメシがうまいの！」
A「ふふ、どーだろー、」
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少しずつだけど、Aがふとした瞬間に笑顔を見せてくれるようになってきたことが本当に嬉しくて。
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A「…明日私、仕事休みだけど」
慧「ん？」
A「買い物行く？慧の物、買いに」
慧「デート！？」
A「違うし。ただの買いも」
慧「っしゃー！初デート！」
.
なんだよ、余命1ヶ月キャンペーン最高じゃん！
なんて、バカみたいにはしゃいでた。
それが、泡沫みたいな期限付きの幸せだってことは、気付かないフリをして。
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.
.
慧「あ、スカイツリー！初めて見た」
車窓にもたれかかって街並みを見ていた俺は、浮かれた気持ちでついそんなことを呟いたりして。
A「え、」
外の世界のことは、病院の待合ロビーにテレビがあって、ぼんやり眺めたりしてたからなんとなく知ってたんだけど。
慧「あっ、なんでもない」
A「……。」
慧「ふふ」
咄嗟に笑ってごまかしてみたけれど、Aは不審そうな目線を俺に向けている。
やべ、やべ。
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慧「乗り換え、なんて駅だっけ？」
A「北千住…」
慧「お、すぐだね」
.
浮かれ過ぎも注意だな。
うっかり喋っちゃいけないことまで喋りそう。
知念の不機嫌な表情を思い出す。
慧「行こー？」
A「あ、待って、」
気を引き締めなきゃ、なんて思いつつ、
誰が見ても緊張感なんてない、緩みきった顔をして電車から降りた。
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ちゃみ(プロフ) - HimawaRiさん» ありがとう〜(^^)！ここからは慧くん目線で急にファンタジー色が強めになります♪前半とはちょっと違った雰囲気を楽しんでもらえたらいいな♪私も更新のたびにドキドキ笑、しているんだけど続きもがんばります！ (2018年10月12日 0時) (
レス) id: 84a0c50988 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみ(プロフ) - 由依さん» 由依ちゃんありがとう(^^)！やっとキーマン登場させることができました笑！これからも気まぐれで他メンバーを出したいな〜と目論んでいるので、そんなところも楽しんでね♪完結までの道のり長そうだけど、続きもがんばります！ (2018年10月12日 0時) (レス) id: 84a0c50988 (このIDを非表示/違反報告)
HimawaRi(プロフ) - 移行おめでとうございます！この先どうなるのかドキドキしながら読ませていただいてます！まさかそういう形で慧くんが出てきたとは思いませんでした！更新頑張ってください〜！ (2018年10月7日 18時) (レス) id: e2fde3b226 (このIDを非表示/違反報告)
由依(プロフ) - 移行おめでとうございます。三人目のキーマンが登場しましたね☆〜どうなるのか全く予想できないし、とても楽しみです(#^.^#)続き楽しみです！更新、頑張ってください♪♪裕翔君の登場も嬉しいです(o^^o) (2018年10月7日 17時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみ
| 作成日時：2018年10月1日 23時
