night 42 ページ3
転がり込んだバスルームの中、熱いシャワーを頭から浴びていたら、どんどん意識がはっきりしてきた。
私、何やってるんだろう…!
そもそも昨夜の記憶なんて途中までしかないし、そこに至るまでもかなり曖昧だし、
いくら飲み過ぎたって、この手の失敗は今までしたことなかった…!
何をどう言い訳したってだめだ、昨夜のことは全て、
全て、間違いだ…!
A「とりあえず…」
自分に言い聞かせるように呟く。
A「シャワー浴びてさっさと帰ろう…、」
そうだ!帰ろう!
伊野尾さんなんて、きっと今後一切関わることのない人なんだから、
これは一夜だけの過ちであって、
伊野尾さんも、3日もすればきっとこんな私のことなんか忘れ
慧「Aちゃーん、」
A「ひっ、…は、はい…!」
磨りガラスのドア越し、脱衣所の方から彼の声がして、思わずびくりと全身が反応する。
慧「タオル置いとくね?」
A「あ、ありがとうございま、す」
慧「バスルームにある物、何でも適当に使ってね?」
A「あ、わかりました…、」
慧「俺も入っていい?」
A「は!?だめです!」
慧「あはは、けち〜」
笑い声と共に、バタン、と脱衣所のドアが閉まる音。
A「はぁっ…、」
とにかく早く立ち去ろう…一刻も早く…!
.
脱衣所に出たら、タオルの横に私の手荷物が置いてあった。
あ、昨日の夜フロントに預けてたやつ。
そういえば全く記憶はないけれど、
伊野尾さんが持って帰って来てくれたのかな…?
荷物の中、入っていたショートパンツとTシャツにとりあえず着替える。
.
A「わ、」
洗面所の棚を開けたら、ブランドもののスキンケア用品がずらりと揃っていた。
途端になぜか、昨日のキラキラした女の子達を思い出した。
あの子達の中の、誰かのかなぁ…。
A「お借りします…」
こんな一般人の私なんかがすいません。
ちょっと申し訳ない気持ちでスキンケアを終えたら、突然脱衣所のドアが開いた。
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いのみづちゃん(プロフ) - ちゃみさん!!!ほんとに毎回素敵な作品です!!!スローモーションの時もとっても感動出来ました!!!前と違って誰とどーなるっかっていうのもめっちゃ楽しみです!!!ずっと応援してます!!!毎回素敵な作品ありがとうございます!!!次回更新も楽しみです! (2017年8月25日 21時) (レス) id: db022ebb15 (このIDを非表示/違反報告)
みーた(プロフ) - りょんたです!伊野尾くんside素敵でした…(>_<)どうして高評価ボタンは1度しか押せないのでしょう…続き楽しみにしてます♪無理なさらず! (2017年8月19日 23時) (レス) id: 1b9ac09fc1 (このIDを非表示/違反報告)
山田華怜 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!!! めちゃくちゃ面白いです!!! (2017年8月19日 12時) (レス) id: 64fbe7ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 占ツクてわ一番好きな作品です!更新楽しみにしてます!がんばってください! (2017年8月18日 18時) (レス) id: 1e997993f4 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 山田くんと伊野尾くん2人とも何か企みがありそうで1話1話楽しみに読んでます!!更新頑張って下さい!! (2017年7月24日 22時) (レス) id: e93f4a73ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃみ | 作成日時:2017年7月17日 17時