結婚の条件１４ ページ6
ﾕﾉ「久しぶりだな。変わりはないか？」
そう言うﾕﾉは少し疲れた様子だった
ﾕﾉ「今日はどこまで出掛けていたのだ？天気も良いし、外はさぞ気持ち良かっただろう」
たわいもない話をしようとするﾕﾉに
ﾁｬﾝﾐﾝは一切返事しなかった
こんな話をするために
わざわざ来たわけじゃないことくらいわかってる
けどﾁｬﾝﾐﾝが何も言わないのに
私が聞くわけにはいかない
ﾕﾉ自身、本題を言うﾀｲﾐﾝｸﾞを計っているのか
それともこっちが聞くのを待っているのか
二人の顔色を見ているうちに
ﾁｬﾝﾐﾝの表情に苛立ちが見えてきた
ﾁｬﾝﾐﾝ「…いい加減にしろｯ…世間話するためにここに来たわけじゃねえだろ！」
ﾕﾉ「世間話もしたかったが？(笑)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「俺らそんなに仲良しこよしな関係か？！」
ﾕﾉ「一人の女を取り合った仲ではないか(笑)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「てめえ！おちょくってんのか？！」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ！落ち着いて！ﾕﾉも話があるのならちゃんと話して。私たちもう…あなたとは関わりたくないの。誰にも邪魔されたくない…」
ﾁｬﾝﾐﾝさえいれば
何もいらない…
ﾕﾉ「邪魔するつもりはない…お前たちのことは右大臣に聞いてる…側室を娶る気はないのかと聞かれたが、ないと答えた」
ﾁｬﾝﾐﾝ「だから！別に俺たちはお前に子供が出来ようが出来まいが関係ねえｯ…て！今のままで十分なんだよ！」
ﾕﾉ「わかってる。それが私たちへの当て付けとか意地だとか、そうではないことも…ﾌｯ…羨ましいな…お前たちの絆が…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「もういい…これ以上何も話すことはねえ…帰ってくれ…ｯ！」
ﾕﾉ「ああ帰るよ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…」
ﾕﾉ「すまない…この目で見たかったのだ…お前たちの絆を…お前たちならどこでもやっていけるだろう…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…どういう意味だよ」
ﾕﾉ「そのうちわかる…邪魔したな…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「おい！ﾕﾉ…ｯ！」
ﾕﾉ「…ﾁｬﾝﾐﾝ。Aを頼んだぞ…なにがなんでも守り抜け…ｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「なんだよ…ｯ！ﾊｯｷﾘ言えよ！ﾕﾉ！」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ！」
ﾕﾉを追いかけようするﾁｬﾝﾐﾝを引き留めた
A「いかないで…ｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…」
A「どこにも…いかないで…ｯ！」
胸がざわついて仕方なかった
言い知れぬ不安の波が押し寄せてくる
また失う…
二度と会えなくなる…
そう私の頭の中で何度も警鐘した
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
