結婚の条件５２ 〜flashback〜 ページ46
A「…勝手だよ…これで最後？もう会わない？このﾃﾞｰﾄは別れる前の思い出づくりってわけ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうじゃない！僕は…っ」
A「何があったって放さない、そう言ってくれたじゃない…っ！あれは嘘だったの？！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「嘘じゃない！放すもんか！」
A「言ってることがわかんない！だったら何で今日が最後なのっ！？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A！僕の話を聞いて！」
A「いやっ…！」
ﾁｬﾝﾐﾝの腕の中でもがく私を押さえつけようとした
抵抗したってこの状況が変わるわけじゃないのに
それでも抗う自分が惨めに思え
最後にはその腕の中で泣くだけだった
ﾁｬﾝﾐﾝ「…ごめんA…ﾕﾉや事務所にはそう言わないと…そう思わせないといけないから…A、僕は会うのは今日が最後って言ったけど別れるとは言ってないよ…？」
それのどこが違うの…？
会わないってことは
別れることと同じじゃない…
ﾁｬﾝﾐﾝ「何でAと別れなきゃならないんだ？Aは僕の全て…何があってもどんな手を使っても…絶対守り通す…っ！」
私だってそうだよ
ﾁｬﾝﾐﾝは私の全て
何があっても
どんな手を使っても
どんな手を使っても…？
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…？どんな手もって…？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…」
A「何を…？何かする…つもり？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「それは…」
A「それは？」
そのあと言葉を詰まらせた
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…っ！」
私から離れ壁に手をつくと
その場に崩れるように項垂れた
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕は…ひどい男だ…っ！こんなことを…考えるなんて…っ！」
何度も壁に頭を打ち付ける
A「ﾁｬﾝﾐﾝ？！ やめて！」
ﾁｬﾝﾐﾝの元へ駆け寄った
あんなに大きな背中が小さく見え
包み込むように抱き締めた
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…私にできることがあれば言って？なんだってするわ…ﾁｬﾝﾐﾝと離れないためならどんなことでも…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぃゃ…やっぱりだめ…だ…っ…こんなこと」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ！私信じてるから…何を言われても平気だから…ね？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…」
ﾁｬﾝﾐﾝが止まった
A「ﾁｬﾝﾐﾝ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…僕を信じてくれる？これから僕がAに何を言っても…」
大きく頷いた
A「ﾁｬﾝﾐﾝを信じる」
そう言ったあとゆっくりとこっちを振り向いた
結婚の条件５３ 〜flashback〜→←結婚の条件５１ 〜flashback〜 *ラスト追加
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
