結婚の条件４９ 〜flashback〜 ページ43
華城を後にして、また車を走らせた
A「次はどこに行くの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「少し早いかも知れないけど、お昼にしない？ 貸し切りだから二人きりだよ？」
お昼ご飯かぁ
二人きりで食べるのも初めて
そう考えただけで顔が緩んだ
ﾁｬﾝﾐﾝ「…なんかえろいこと考えた？」
A「えろ…ちょっ！ﾁｬﾝﾐﾝ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「だって顔がﾆﾔけてた(笑)」
A「それは…っ！ …二人きりで食べるのって初めてだから嬉しいな…って…」
運転席からまた手が延びて
ぎゅうっと握った
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕も。楽しみ…」
指と指が絡んで恋人繋ぎになった
A「遠い？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ううん、そんなに。郊外だけどすぐ着くよ」
ﾅﾋﾞをﾁｪｯｸしながら
車を走らせた
いつしか町並みも消え
山の麓まで辿り着いた
ﾁｬﾝﾐﾝ「確かこの道を曲がると…」
私道のような脇道に入り
車を走らせると
一軒の家の前に辿り着いた
ﾁｬﾝﾐﾝ「無事到着。待って？鍵開けてくる」
A「鍵？」
車のｷｰを抜くと、じゃらじゃらと付いているｷｰｹｰｽの中の鍵をﾁｪｯｸして
ﾁｬﾝﾐﾝ「あった！これだ」
その中の一つの鍵を持って走っていった
A「なんで鍵なんか…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A！車から荷物卸すの手伝って？」
A「荷物？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そう！後ろに積んであるｸｰﾗｰﾎﾞｯｸｽを運んで？」
A「ぅ、うん！」
ﾁｬﾝﾐﾝに言われるまま
車からｸｰﾗｰﾎﾞｯｸｽを卸すと
家の中に運んだ
家の中に入ると
小綺麗ではあるがどう見ても空き家だった
A「ここでご飯を食べるの？」
ｷｯﾁﾝにｸｰﾗｰﾎﾞｯｸｽを運んで車に戻ろうとしたら
ﾁｬﾝﾐﾝが全ての荷物を運び終わっていた
ﾁｬﾝﾐﾝ「ちょっと待ってね？組み立てるから！」
組み立てる？
その中の一番重そうな荷物を家の反対側にある
庭に運んでいった
A「何するの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「焼き肉！」
え？
焼き肉？
頭陀袋のようなものから
組立式のBBQｾｯﾄを取り出すと
黙々と組み立てていった
ﾁｬﾝﾐﾝ「A、見てないでｸｰﾗｰﾎﾞｯｸｽに野菜が入ってるから切ってきて」
A「ぁ、ごめん！切ってくるね！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ｸｽｯ(笑)…綺麗に切ってよぉ！」
A「わかってるぅ！」
ｸｰﾗｰﾎﾞｯｸｽを開けると
これを二人で食べるの？！ってくらい入っていた
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
