結婚の条件３３ 〜flashback〜 ページ25
A「私ね…この街…好きじゃなかったの…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうして？」
A「ﾁｬﾝﾐﾝも言ったでしょ？私は見た目が日本人じゃないって」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぁ、それはね！差別的なことじゃなくて」
A「わかってる(笑) 別に気にしてないし、今はこの外見を要領よく使い分けてる(笑) でも…子供の頃は皆と違うのが嫌で…ここに住んでる時も遠巻きで見られたり、かと思えば日本語しか話せないのに英語で話されたり…きっと気を使ってくれたんだと思うけど私は拒絶して殻に閉じ籠ったの…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「じゃあ殻に閉じ籠った異国の姫はどうして過ごしたの…？」
恥ずかしくなるようなｾﾘﾌを言って私を見つめるﾁｬﾝﾐﾝ
自分で言っときながら顔が赤くなっていた
A「本を読んでたわ(笑) 本を読んでたら誰も声かけて来ないし公園のﾌﾞﾗﾝｺに座って時間を潰したの」
ﾁｬﾝﾐﾝ「わお！子供の頃のﾕﾉよりﾌﾞﾗﾝｺの方が印象深かったんだ(笑)」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊｲ、もう言いません」
A「もう(笑) ﾌﾞﾗﾝｺだけじゃ覚えてないわよ。ぁ…でもﾌﾞﾗﾝｺも変わってた…木で出来た二人掛けのﾌﾞﾗﾝｺ…ほら！ﾄﾞﾗﾏとかでお金持ちの庭に置いてあるような！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「木のﾌﾞﾗﾝｺ…」
急に黙り込んだかと思うと「あ？！」と何かを思い出したように起き上がった
A「どうしたの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「なあ…その時誰かに会わなかったか…？」
A「誰か？うん。会ったわよ？えっとね」
「「眼鏡を掛けた青いﾘｭｯｸの男の子」」
え？
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…どうして…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「行こう！」
A「え？行くってどこに」
ﾁｬﾝﾐﾝ「公園だよ！早く着替えて！」
A「でも服…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そっか…じゃあAはこれを着て？」
さっきまで自分が着ていたｼｬﾂを渡してくれた
A「でもそれじゃあﾁｬﾝﾐﾝの服…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕のはこれがある」
ﾘｭｯｸから別のｼｬﾂを取り出した
ﾁｬﾝﾐﾝ「昨日着てたﾔﾂだけどね(笑) 時間がない！早く行こう！」
急かされるように着替えてﾎﾃﾙを出た
移動してる間、どうして知っているのか聞いても教えてくれなかったﾁｬﾝﾐﾝ
そしてたくさんの高層ﾏﾝｼｮﾝが並ぶ住宅街に入ると車を降りた
見覚えのある景色に自然と足が動いた
そして
ﾁｬﾝﾐﾝ「ここだろ？」
A「うん…ここ」
驚きよりも先に懐かしさが込み上げてきた
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
