結婚の条件３１ 〜flashback〜 ページ23
ｷｭﾋｮﾝが持たせてくれたお金で車を拾い、泊まる予定のﾎﾃﾙに着いた
ﾁｪｯｸｲﾝを済ませ部屋に入ってすぐ鍵をかけた
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…」
荷物もｽﾏﾎも全てﾕﾉの家に置いてきた
ﾁｬﾝﾐﾝに連絡もできない
ーﾁｬﾝﾐﾝ来ますー
今はそう言ってくれたｷｭﾋｮﾝの言葉を信じてここで待つしかない…
A「…汚い…ｯ！」
破けた服
乱れた髪
鏡に映る自分の姿が醜く見えくる
A「ｼｬﾜｰ…浴びなきゃ…」
こんな姿でﾁｬﾝﾐﾝに会えない
ﾕﾉに触れられた全ての場所
洗い流してしまいたい…
A「ぅう…ｯ！ﾁｬﾝﾐﾝ…ごめん…ｯ！」
奪われたのは唇だけだけど
大切に育もうとしていた私たちの気持ちをこんな形で踏みにじったﾕﾉへの怒りと何も出来なかったﾁｬﾝﾐﾝへの罪悪感が私の心を引き裂いて
ｼｬﾜｰから流れ落ちるお湯が冷たい水に変わってもその場から動けなくなった
ﾊﾞﾝｯ！
突然ﾊﾞｽﾙｰﾑのﾄﾞｱが開いた
ﾁｬﾝﾐﾝ「A？！」
A「ﾁｬﾝ…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「冷た…ｯ！ﾊﾞｶ！なにやってんだよ？！早く出て！」
ｼｬﾜｰの水を止めて抱えるようにﾍﾞｯﾄﾞに連れて行った
ﾁｬﾝﾐﾝ「ごめんな…？怒鳴ったりして…」
濡れた体を拭いてくれるﾁｬﾝﾐﾝに首を振って答えるのが精一杯だった
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾎﾃﾙの人に無理言って部屋に入れてもらって…ｼｬﾜｰの音がしたから出てくるまで待つつもりだったけど中々出てこないから心配になって…ｷｭﾋｮﾝ間に合っただろ？」
何度も頷いた
ﾁｬﾝﾐﾝ「昨日…急に地方に行くよう言われたんだ…ほんとは明日行くはずだった…予定が変わることなんてよくあることだから疑いもしなかった…ｷｭﾋｮﾝが空港で騒ぎになってると教えてくれて…仕組まれたことなんだって知った…ごめんな…守ってやれなくて…」
抱き締められた胸の中で何度も首を振った
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕の味方は誰もいない…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…ｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「それでもAは僕といてくれる？」
A「ﾁｬﾝﾐﾝじゃなきゃｲﾔｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「僕もだよ…」
ﾁｬﾝﾐﾝの唇が重なった
ﾁｬﾝﾐﾝ「ほんとは…もっとゆっくり時間をかけて育んでいくつもりだったけど…僕らには時間がない…」
ﾁｬﾝﾐﾝが何を言おうとしているのかわかった
その返事の代わりにﾁｬﾝﾐﾝにｷｽをした
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
