結婚の条件１２ ページ4
ﾁｬﾝﾐﾝ「さあ！降りて？」
とある休日
「出掛けるぞ！」と牛車で連れ出された
そして着いた先は
A「…お寺？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「Aに会わせたい人がいるんだ」
会わせたい人がいるって
お坊さん？
A「ねえ、ﾁｬﾝﾐﾝおぼ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「あ、お上人！ちょっと待ってて？」
A「ぁ、ﾁｬﾝﾐﾝ！」
行っちゃった
A「お寺か…」
町から離れた静かな場所
敷地の奥に本堂と
本堂と反対側には春にはきれいな花を咲かせていたであろう垂れ桜が植わっていた
A「あれ…？」
垂れ桜の下に誰か立っている
A「お参りに来たのかな？」
綺麗な女の人だった
ﾆｺﾆｺしながらこっちを見ていた
けど
よく見たら視線は私じゃなくて
私の後方にいるﾁｬﾝﾐﾝのようだった
A「ﾁｬﾝﾐﾝの知り合い？」
どんな…？
いつもならここでﾓﾔﾓﾔして嫌な気持ちになるのに
今日は違った
なんだろう…
不思議な気持ち…
ﾁｬﾝﾐﾝを見ている眼差しが
とても優しくて
見ている私まで心が温かくなる
ﾁｬﾝﾐﾝ「A！」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「待たせたな！こっちだ、行こう！」
A「うん」
さっきの人が気になって
振り向いてみた
あれ…？
いない
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうした？」
A「ﾝ…？さっきあそ…」
ま、いっか
A「ううん、何でもない」
ﾁｬﾝﾐﾝ「変なﾔﾂ(笑)」
A「ねえ、ここで会う人ってお坊さん？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊﾊ、違うよ(笑) そうだなぁ…俺にとって大切な人…」
ﾁｬﾝﾐﾝにとって
大切な人…？
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊﾞｶ(笑) Aの次にって意味！」
A「別にそんなこと聞いてないもんｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうか？そんな顔してたけど？」
A「してない！」
ﾁｬﾝﾐﾝの大切な人って言ったって
女の人とは限らないし
ﾁｬﾝﾐﾝ「女」
A「え？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「女の人(笑)」
え？！
ちょっと尼さん？！
ﾁｬﾝﾐﾝ「さあな(笑)」
A「もうｯ！ちょっとﾁｬﾝﾐﾝ！はぐらかさないで」
教えてよ！
ﾁｬﾝﾐﾝ「紹介するよ」
入った本堂の奥
差し出した手の向こう側
ﾁｬﾝﾐﾝ「俺の母上」
A「え？」
そう言った視線の先には
さっき桜の木の下にいた女の人によく似た観音様が鎮座していた
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bubu - リナさん» こんな私の話に感情移入までしていただいて恐縮です(>_<) (2014年4月27日 21時) (
レス) id: b2d99be856 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - bubuさん» 返信ありがとうございます！3章も読まさしていただきました(*^o^*)ちょっと涙が出ちゃいました…完全に感情輸入しちゃっます(^^;;あと、極悪ユノさんもなかなかイイですね笑 (2014年4月26日 19時) (レス) id: 5fbef72eec (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» その未来の前にまた、平安時代に戻ります。そのあとのことはクライマックスに… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - のこさん» こんなことに…っ！ (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ホンマです… (2014年4月23日 3時) (レス) id: 77f6b33417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年12月7日 18時
