バイト終わりに ページ10
｢じゃあね！チャンミン！｣
CM｢気を付けてね｣
｢うんっ｣
学校帰りにバイトに向かった私は、いつものようにお店でちょこまかと動き回り
最後の30分接客だけに回った。
｢いらっしゃいませ〜｣
二人組のお兄さん達の接客をしながら笑っていると
お店の入り口から見覚えのある女の子が入ってきた
何気に視線を向けてその顔を見ていると
｢あっ｣
客｢えっ？｣
｢あぁ！なんでもないです！｣
客｢こっちの色のが良いっすよね〜｣
｢そうですよね！｣
驚いたことに、そのお客さんは稲葉さんだった。
接客をしていたお兄さん達の会計をして見送ると
私は直ぐに稲葉さんの元へ向かった。
｢どうしたの！？ビックリしちゃった！｣
稲葉さんにそう声をかけると
稲葉｢急にごめんね！もう直ぐバイト終わるかなぁ〜と思って、来ちゃった(笑)｣
｢あぁ、うん。あと少しだけど｣
稲葉｢じゃあこの後時間貰えるかなぁ？良い？｣
｢うん……分かった｣
稲葉｢良かったぁ〜(笑)｣
どうやら、バイトが終わる時間に私に会いにやって来たらしく
この後、私達は駅の近くにあるファミレスに向かった。
稲葉｢ごめんね、Aちゃん。バイト終わりなのに｣
ドリンクとポテトなどを注文して、私達はボックス席に向かい合い座った。
｢ううん。でも大丈夫？もう遅いけど｣
稲葉｢うん。あ、Aちゃんは？大丈夫？｣
｢うん、うちは大丈夫｣
学校で皆が言っていた稲葉さんのイメージよりは、とても優しそうに私には映っている彼女
約束無しに私に会いに来るほどの用とはなんなのか
それが一番気になっていた。
稲葉｢で……その……今日Aちゃんと話したかったのはね｣
｢うん｣
稲葉｢キュヒョンに……私のことどう思ってるのか、それとなく聞いてもらいたくて｣
やっぱりキュヒョンの事だ……
皆は他に何か目的があるんじゃないのかと言っていたけれど
そんなことないのかも。
私は稲葉さんの言葉を信じようと思った。
｢どう思ってるかって言うのは……｣
稲葉｢私、キュヒョンに嫌われてるんじゃないのかな？ってちょっと思ってて｣
｢えっ？｣
稲葉｢相手の態度とか見てるとなんとなく感じる事ってあるでしょ？
″この人私のこと興味ないんだな″って｣
｢あぁ……うん｣
稲葉｢キュヒョンて誰にでも優しいから、特に感じるのよね。
ちょっと自身なくしちゃったって言うか｣
稲葉さんは寂しそうに笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 371人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis(プロフ) - 裕さん» 裏の顔……ヒロインちゃんだけが知らない？いやいや！思い出して？付き合い前の彼を！苦手だったもの！(@_@) (2020年10月7日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 彼女のことはこれからですぜ( *´艸) (2020年6月3日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲葉さん、静かなのが怖いわ・・・・そして彼女成績は？！wwwwwwwwwwww (2020年6月2日 14時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» トップシークレット扱いです( *´艸) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» いつか見られるとは思いますけれども・・・(笑) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年12月25日 14時
