掃除の時間 ページ3
｢だからぁ〜、やっぱり稲葉さんはキュヒョンのこと好きなんだよ〜｣
掃除の時間、ゴミ箱をゴミ捨て場まで一緒に運びながら
キュヒョンと稲葉さんのことを話していた。
最近の稲葉さんの様子やチャンミンへの接触度も詳しくキュヒョンに報告すると
キュヒョンは難しそうな顔をした。
ｷｭ｢ホント、それだけなのかなぁ……？｣
｢それだけだと思うよ？他に何があるの？｣
ｷｭ｢あんなにチャンミンにアプローチしてたのに、そんな直ぐ諦めるー？｣
｢だってフラれたのよ？｣
ｷｭ｢ん〜……｣
今ひとつ腑に落ちていないようなキュヒョンに
私からひとつ質問をした。
｢キュヒョンは気にしてないのかもしれないけど、稲葉さんに好かれるようなことしたんじゃないの？｣
するとキュヒョンは少し考えたあと、『していない』と答えた。
｢キュヒョンはいつも周りに女の子いっぱいいて
皆口説いてるじゃない？｣
ｷｭ｢くどいてねぇーよ！｣
｢だから覚えてないのかもしれないけどさぁ〜
きっと稲葉さんはキュヒョンを好きになるきっかけがあったんじゃないのかなぁ？｣
ｷｭ｢だからっ口説いてないって！｣
｢突然好きになることもあるんだろうけど……
何かきっかけがあってから好きになるじゃない？だいたい。｣
ｷｭ｢きっかけねぇ〜…………。｣
この男は、女子ならば誰にでも優しいことを私は良く知っている。
そして不思議と可愛い子ばかりに好かれる。
あの稲葉さんも可愛いし、もしかしたら好きになられるきっかけを自ら作っていたのでないかと疑わざるを得ない。
｢その〜、稲葉さんから良く話しかけられるようになる前って
稲葉さんと何かなかった？｣
ｷｭ｢なにかって？何もないよ？口説いてないし｣
｢口説いてなくてもさぁ、なんか優しくしたとか｣
ｷｭ｢ん〜…………心当たりない｣
｢ホント？｣
キュヒョンは、何故自分が稲葉さんから好かれているのか心当たりもないようだった。
ゴミを捨てて教室に戻る帰り道
教室の前の廊下で稲葉さんが向こうから歩いてくるのを見つけた。
｢あ。稲葉さんだ。｣
ｷｭ｢あ…。｣
小声でキュヒョンと話していると、稲葉さんも私達に気付いて
彼女の方からキュヒョンに声をかけた。
稲葉｢あっ！キュヒョン〜。ゴミ捨て？｣
ｷｭ｢あ、うん。｣
稲葉｢ねぇ？お父さんの塾のこと何だけど〜｣
ｷｭ｢あぁ、うん。｣
二人を置いて、ゴミ箱を教室に戻し
教室の影からそっと二人を覗うと
その様子は、確かに稲葉さんがとても積極的に感じられて
珍しくキュヒョンがおされていた。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 裏の顔……ヒロインちゃんだけが知らない？いやいや！思い出して？付き合い前の彼を！苦手だったもの！(@_@) (2020年10月7日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 彼女のことはこれからですぜ( *´艸) (2020年6月3日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲葉さん、静かなのが怖いわ・・・・そして彼女成績は？！wwwwwwwwwwww (2020年6月2日 14時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» トップシークレット扱いです( *´艸) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» いつか見られるとは思いますけれども・・・(笑) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年12月25日 14時
